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ボットルールの概要

ボットルールを使用すると、既知のスパイダーやボットによって生成されるトラフィックをレポートスイートから削除できます。ボットトラフィックを削除することで、Web サイトでのユーザーアクティビティをより正確に測定できるようになります。
ボットルールを定義すると、すべてのトラフィックが定義済みのルールと比較されます。ボットルールのいずれかと一致するトラフィックは、レポートスイートでは収集されず、レポート対象から除外されます。
ボットルールを更新またはアップロードするには、 Analytics 管理者 レポートスイート ​に移動します。適切なレポートスイートを選択し、 設定を編集 一般 ボットルール ​に移動します。
通常、ボットトラフィックを削除すると、トラフィックの量が減り、コンバージョン指標が下がります。多くの場合は、ボットトラフィックを削除することで、コンバージョン率が上がり、他のユーザビリティ指標が増加することを確認できます。ボットトラフィックを削除する前に、関係者に連絡して、この削除を行った場合に、主要業績評価指標に必要な調整を加えることができるかどうかを確認します。調整が可能な場合は、最初に小規模なレポートスイートからボットトラフィックを削除して、発生する可能性がある影響を予測することをお勧めします。
ボットトラフィックデータは、ボットレポートとボットページレポートに表示するために、個別のリポジトリに保存されます。ボットフィルタリングを有効にするには、次の 2 つのオプションがあります。
ルールタイプ
説明
標準 IAB ボットルール
「IAB ボットフィルタリングルールを有効にする」を選択すると、 IAB (International Advertising Bureau)の「International Spiders & Bots Lists」を使用してボットトラフィックを削除します。ほとんどのお客様は、少なくともこのオプションを選択します。
カスタムボットルール
ユーザーエージェント、IP アドレス、または IP 範囲に基づいて、カスタムボットルールを定義して追加できます。

標準 IAB ボットルール

標準 IAB ボットルールは、「IAB ボットフィルタールールを有効にする」チェックボックスをオンにすることで有効にできます。この選択により、ボットトラフィックを削除するために、IAB(International Advertising Bureau)の「International Spiders & Bots List」のボットが削除されます。Adobeは、このリストをIABから毎月更新します。
アドビは詳細な IAB ボットリストをお客様に提供できませんが、ボットレポートを使用して、サイトにアクセスしたボットのリストを表示できます。ボットを IAB リストに送信するには、 IAB にアクセスします。

カスタムボットルール

:ユーザーインターフェイスでは 500 個のルールを手動で定義することが可能です。この制限を超える場合は、「ファイルのインポート」および「ボットルールをエクスポート」オプションを使用して、ルールを一括処理する必要があります。
カスタムボットルールを使用すると、定義した条件に基づいてトラフィックをフィルターできます。
カスタムボットルールは、次の条件タイプを使用して定義されます。
  • ユーザーエージェント
  • IP アドレス
  • IP 範囲
1 つのルールに複数の条件を定義できます。複数の条件で照合するには、「or」を使用します。例えば、ユーザーエージェントに関する値と IP アドレスを指定した場合、いずれかの条件に適合した場合にボットトラフィックと見なされます。

ユーザーエージェント

ユーザーエージェントの条件では、そのユーザーエージェントの値を調べて、指定した文字で​ 始まる ​か、その文字を​ 含む ​かを判断します。「 次を含む 」を選択した場合、ユーザーエージェントの任意の場所に指定した文字が含まれていれば、一致と見なされます。
オプションの値を「 次を含まない 」リストに含めることで、照合を正常におこなうためにユーザーエージェントに含めない値を定義できます。複数の値を指定するには、1 行に 1 つの値を設定します。ユーザーエージェントが照合文字列で指定した条件に一致するとき、「次を含まない」リスト内の文字列も含んでいる場合は、一致と見なされません。
次を含む 」フィールドに入力できるのは 100 文字までです。「次を含まない」リストに入力できる文字数は、255 文字から、各改行の区切り文字の数を引いた文字数です(区切り文字の数は文字列の数から 1 を引いた数になります。例えば、4 つの「 次を含まない 」文字列を指定する場合、3 つの区切り文字が必要です)。すべての文字列照合では、大文字と小文字が区別されません。

IP アドレス(ワイルドカードの照合を含む)

1 つの IP アドレスと照合するか、ワイルドカード(*)を使用して同じブロック内の複数のアドレスと照合します。照合する IP アドレスの数値を指定します。ワイルドカードを使用して照合する場合、どのような値にも一致させたい部分に * を使用します。次に、IP アドレスの照合文字列の例を示します。
10.10.10.1
10.10.10.*

IP アドレスの範囲

照合する IP アドレスの開始と終了の範囲を指定します。ワイルドカードを使用して照合する場合、どのような値にも一致させたい部分に * を使用します。

カスタムボットルールを定義する

  1. Analytics 管理者 ​に移動し、1 つまたは複数のレポートスイートを選択して、 一般 ボットルール ​をクリックします。
  2. ルールの追加 」をクリックし、1 つまたは複数の照合条件を定義します。
  3. 保存 」をクリックします。変更が反映されるまで、最大 30 分かかります。

ボットルールのアップロード

ボットルールを一括してインポートするには、ルールを定義した CSV ファイルをアップロードします。
次の列をこの順番で指定して CSV ファイルを作成します。
列 1
列 2
列 3
列 4
列 5
ボットの名前
IP の開始値
IP の終了値
エージェントの一致ルール
(「次を含む」または「次で始まる」)
以下を含まないエージェント
(255 文字以内)
次の 3 種類のボットルールを定義できます。
  • 「次を含む」または「次で始まる」ユーザーエージェント
  • 単一の IP アドレスまたはワイルドカードの一致
  • IP 範囲の一致
インポートファイルの各行には、次のボット定義の 1 つのみを含めることができます。
  • 「次を含む」または「次で始まる」ユーザーエージェント :以下を含むエージェント列に、照合する 1 つのユーザーエージェント文字列を指定します。「エージェントの一致ルール」フィールドに、「 次を含む 」または「 次で始まる 」を入力して、実行する照合のタイプを指定します。「以下を含まないエージェント」列には、必要に応じて値を指定することができます。この値は、エージェントに含まれない 1 つまたは複数の文字列をパイプ記号( | )で区切って定義します。文字列の照合では、大文字と小文字が区別されません。「IP の開始値」列と「IP の終了値」列の両方は、空にする必要があります。
  • 単一の IP アドレスまたはワイルドカードの一致 :単一の IP アドレス( 10.10.10.1 )またはワイルドカード IP アドレス( 10.10.*.* )を一致させるには、「IP の開始値」列と「IP の終了値」列の両方に同じ値を指定します。「一致ルール」、「以下を含むエージェント」、「以下を含まないエージェント」は空にする必要があります。
  • IP 範囲の一致 :IP の開始値列と IP の終了値列を使用して、IP アドレスの範囲を定義します。IP 範囲の一致にワイルドカードを使用できます(例: 10.10.10.* から 10.10.20.* )「一致ルール」、「以下を含むエージェント」、「以下を含まないエージェント」は空にする必要があります。

OR を使用して複数のルールを組み合わせる

(ユーザーエージェント「または」IP アドレスなどのように)OR を使用した複数のルールの組み合わせによってボットを照合するには、組み合わせるすべてのルールについて、「ボットの名前」フィールドに同じ名前を指定します。AND 一致はサポートされません。

すべてのルールをアップロードファイルで上書き

すべての既存のルールを削除し、アップロードファイルに定義されているルールで置き換えるには、「 Overwrite existing rules(既存のルールを上書き) 」チェックボックスをオンにします。

ルールの書き出し

Export Uploaded Bot File(更新されたボットファイルを書き出し) 」ボタンをクリックすとる、UI に定義されているすべてのルールが CSV 形式でエクスポートされます。

データ収集に対するボットルールの影響

ボットルールは、すべての解析データに適用されます。ボットルールによって削除されたデータは、ボットレポートとボットページレポートにのみ表示されます。
VISTA ルールはボットルールの後に適用されます( 処理順序 を参照してください)。
高ヒット訪問の処理 :訪問において 100 を超えるヒットが発生した場合、訪問において経過した時間(秒数)が訪問のヒット数以下かどうかを判定します。このような場合、長く集中的な訪問はデータを処理する時間がかかるので、訪問が強制的に終了され、新たな訪問として計測が継続されます。一般に、高ヒットの訪問はボット攻撃によるもので、通常の訪問者による閲覧とは考えられません。
bots としてマークされたヒットは サーバーコール として請求されます。

ボットフィルタリングに対する IP の不明化の影響

IAB ボットリストはユーザーエージェントにのみ基づいているため、このリストを使用したフィルタリングは IP の不明化の設定に影響を受けません。非 IAB ボットフィルタリング(カスタムルール)の場合は、IP をフィルタリング条件の一部とすることができます。IP を使用してボットをフィルタリングする場合、その設定が有効であれば、最後のオクテットが削除された後、IP 全体の削除や一意 ID での IP の置換など他の IP 不明化オプションの実行前に、ボットフィルタリングが行われます。
つまり、IP の不明化を有効にすると、IP アドレスが不明化される前に IP の除外がおこなわれるので、設定の変更などの対応は不要です。
最後のオクテットが削除されると、IP フィルタリングの前に行われます。最後のオクテットが 0 に置換されるので、末尾が 0 の IP アドレスに一致するように IP 除外ルールを更新します。「* に一致」は、0 にも一致します。