アドビプラグイン:formatTime

IMPORTANT
このプラグインはアドビコンサルティングによって提供されており、Adobe Analytics からより多くの価値を引き出すのに役立ちます。アドビカスタマーケアは、インストールやトラブルシューティングを含め、このプラグインに対するサポートを行いません。このプラグインに関するヘルプが必要な場合は、組織のアドビアカウントチームにお問い合わせください。担当コンサルタントとのミーティングを手配してもらってください。

formatTime プラグインを使用すると、任意の秒数を、目的のベンチマーク値に丸めてグループ形式で表示できます。秒単位で時間値を取得し、バケット形式(分、日、週など)に変換する場合は、このプラグインを使用することをお勧めします。秒単位の値を時間で丸める場合は、このプラグインは不要です。

Web SDK または Web SDK 拡張機能を使用したプラグインのインストール

このプラグインは、Web SDK 内での使用はまだサポートされていません。

Adobe Analytics拡張機能を使用したプラグインのインストール

Adobeには、Adobe Analyticsで最もよく使用されるプラグインを使用できる拡張機能が用意されています。

  1. Adobe ID 資格情報を使用して、Adobe Experience Platform Data Collection にログインします。

  2. 目的のタグプロパティをクリックします。

  3. 「拡張機能」タブに移動し、「カタログ」ボタンをクリックします。

  4. Common Analytics Plugins 拡張機能をインストールして公開します。

  5. まだ「Initialize Plug-ins」というルールを作成していない場合は、次の設定を使用してルールを作成します。

    • Condition:なし
    • Events:Core – 読み込まれたライブラリ(ページ上部)
  6. 次の設定を使用して、上記のルールにアクションを追加します。

    • Extension:Common Analytics Plugins
    • Action Type:Initialize formatTime
  7. ルールに対する変更を保存して発行します。

カスタムコードエディターを使用したプラグインのインストール

Common Analytics Plugins プラグイン拡張機能を使用しない場合は、カスタムコードエディターを使用できます。

  1. Adobe ID 資格情報を使用して、Adobe Experience Platform Data Collection にログインします。
  2. 目的のプロパティをクリックします。
  3. 「拡張機能」タブに移動し、Adobe Analytics 拡張機能の下にある「設定」ボタンをクリックします。
  4. 「カスタムコードを使用してトラッキングを設定」アコーディオンを展開すると、「エディターを開く」ボタンが表示されます。
  5. カスタムコードエディターを開き、下に示すプラグインコードを編集ウィンドウに貼り付けます。
  6. 変更を保存し、Analytics 拡張機能に公開します。

AppMeasurement を使用したプラグインのインストール

Analytics トラッキングオブジェクトをインスタンス化(s_gi を使用)した後、AppMeasurement ファイルの任意の場所に次のコードをコピーして貼り付けます。実装時のコードのコメントとバージョン番号を記録しておくと、アドビが潜在的な問題のトラブルシューティングを行う際に役立ちます。

/******************************************* BEGIN CODE TO DEPLOY *******************************************/
/* Adobe Consulting Plugin: formatTime v2.0 */
function formatTime(ns,tf,bml){var f=ns,d=tf,e=bml;function h(b,d,c,e){if("string"!==typeof d)return!1;if("string"===typeof b)b=b.split(c||",");else if("object"!==typeof b)return!1;c=0;for(a=b.length;c<a;c++)if(1==e&&d===b[c]||d.toLowerCase()===b[c].toLowerCase())return!0;return!1}if(arguments&&"-v"===arguments[0])return{plugin:"formatTime",version:"2.0"};var b=function(){if("undefined"!==typeof window.s_c_il)for(var b=0,c;b<window.s_c_il.length;b++)if(c=window.s_c_il[b],c._c&&"s_c"===c._c)return c}();"undefined"!==typeof b&&(b.contextData.formatTime="2.0");if(!("undefined"===typeof f||isNaN(f)||0>Number(f))){b="";if("string"===typeof d&&"d"===d||("string"!==typeof d||!h("h,m,s",d))&&86400<=f){var c=86400;var g="days";b=isNaN(e)?1:c/(e*c)}else"string"===typeof d&&"h"===d||("string"!==typeof d||!h("m,s",d))&&3600<=f?(c=3600,g="hours",b=isNaN(e)?4:c/(e*c)):"string"===typeof d&&"m"===d||("string"!==typeof d||!h("s",d))&&60<=f?(c=60,g="minutes",b=isNaN(e)?2:c/(e*c)):(c=1,g="seconds",b=isNaN(e)?.2:c/e);b=Math.round(f*b/c)/b+" "+g;0===b.indexOf("1 ")&&(b=b.substring(0,b.length-1));return b}};
/******************************************** END CODE TO DEPLOY ********************************************/

プラグインの使用

formatTime 関数は次の引数を使用します。

  • ns(必須、整数):変換または書式設定する秒数です。

  • tf(オプション、文字列):秒を返す形式のタイプで、デフォルトは秒です。

    • 日単位の時間を求める場合には "d" に設定します(デフォルトでは最も近い 0.25 日刻みのベンチマーク値に丸められます)。
    • 時間単位の時間を求める場合には "h" に設定します(デフォルトでは最も近い 0.25 時間刻みのベンチマーク値に丸められます)。
    • 分単位の時間を求める場合には "m" に設定します(デフォルトでは最も近い 0.5 分刻みのベンチマーク値に丸められます)。
    • 秒単位の時間を求める場合には "s" に設定します(デフォルトでは最も近い 5 秒刻みのベンチマーク値に丸められます)。
  • bml(オプション、数値):丸めベンチマークの長さです。デフォルトでは、tf 引数にリストされたベンチマークです。

この関数は、tf 引数で指定した単位を使用して形式設定された秒数を返します。tf 引数が設定されていない場合:

  • 1 分未満の値は、最も近い 5 秒刻みのベンチマーク値に丸められます。
  • 1 分~1 時間の値は、最も近い 0.5 分刻みのベンチマーク値に丸められます。
  • 1 時間~1 日の値は、最も近い 0.25 時間刻みのベンチマーク値に丸められます。
  • 1 日を超える値は、最も近い 1 日刻みのベンチマーク値に丸められます。

// Sets eVar1 to "10.5 hours".
// 38242 seconds equals 10 hours, 37 minutes, and 22 seconds. Since the tf argument is not set, the value returned is the number of seconds converted to the nearest quarter-hour benchmark.
s.eVar1 = formatTime(38242);

// Sets eVar4 to "10.75 hours".
// 38250 seconds equals 10 hours, 37 minutes, and 30 seconds. This value rounds up to the nearest quarter hour.
s.eVar4 = formatTime(38250);

// Sets eVar9 to "637.5 minutes".
s.eVar9 = formatTime(38242, "m");

// Sets eVar14 to "640 minutes".
// The tf argument forces the returned value to minutes, while the bml argument forces the value to the nearest 20-minute increment.
s.eVar14 = formatTime(38242, "m", 20);

// Sets eVar2 to "126 seconds", the closest 2-second benchmark to 125 seconds.
s.eVar2 = formatTime(125, "s", 2);

// Sets eVar7 to "3 minutes", the closest 3-minute benchmark to 125 seconds.
s.eVar7 = formatTime(125, "m", 3);

// Sets eVar55 to "2.4 minutes, the closest 2/5-minute benchmark to 145 seconds.
s.eVar55 = formatTime(145, "m", .4);

バージョン履歴

2.0(2021 年 3 月 19 日(PT))

  • コンテキストデータとしてバージョン番号を追加しました。

1.1(2018 年 5 月 21 日(PT))

  • 丸めの柔軟性を高める bml 引数を追加しました。

1.0(2018 年 4 月 15 日(PT))

  • 初回リリース。
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