アセットの翻訳のベストプラクティス best-practices-for-translating-assets-efficiently

Adobe Experience Manager Assets の多言語ワークフローで、デジタルアセットのバイナリ、メタデータおよびタグを複数のロケール用に翻訳し、翻訳されたアセットを管理します。詳しくは、多言語のアセットを参照してください。

アセットの管理を効率化して、様々な翻訳バージョンを確実に同期するには、翻訳ワークフローを実行する前にアセットの言語コピーを作成します。

アセットやアセットのグループの言語コピーは、類似のコンテンツ階層を持つ言語の兄弟(または同族言語のアセットのバージョン)です。

それぞれの言語コピーは独立したアセットです。このため、アセットを複数のロケールに翻訳すると、CRX リポジトリのサイズが大幅に増加する可能性があります。例えば、合計サイズ 10 GB のアセットを 2 つの言語に翻訳すると、リポジトリのサイズが約 20 GB(1 つの言語につき 10 GB)増加する可能性があります。

アセットバイナリは、メタデータやタグに比べて、はるかに大きなストレージエリアを占有します。このため、メタデータとタグの翻訳のみが目的である場合、バイナリの翻訳は省略してください。バイナリの元のコピーをリポジトリに保持して、別のロケールに翻訳されたメタデータやタグと関連付けることができます。複数の翻訳バージョンではなく、バイナリの単一コピーを維持すると、リポジトリサイズへの影響が最小限に抑えられます。

ファイルデータストアや Amazon S3 データストアは、これらのシナリオに最適なストレージインフラストラクチャを提供します。これらのストレージリポジトリには、複数のロケールのメタデータやタグで共有できるアセットバイナリの単一のコピー(レンディションを含む)が保存されます。このため、アセットの言語コピーを作成してメタデータやタグを翻訳しても、リポジトリのサイズには影響しません。

いくつかのワークフローや翻訳統合フレームワークの設定を少し変更して、プロセスをさらに合理化することもできます。

  1. 次のいずれかの操作を行います。

  2. 「最終変更日を設定」ワークフローを有効化します。

    アセットの最終変更日は、「DAM メタデータの書き戻し」ワークフローが設定します。このワークフローは手順 2 で無効にするので、Assets は今後アセットの最終変更日を最新の状態に保つことができなくなります。このため、「最終変更日を設定」ワークフローを有効化して、アセットの最終変更日が最新の状態に保たれるようにします。最終変更日が古いアセットは、エラーの原因となる場合があります。

  3. アセットのバイナリを翻訳しないように、翻訳統合フレームワークを設定します。「アセット」タブの「アセットを翻訳」オプションの選択を解除して、アセットのバイナリの翻訳を停止します。

  4. 多言語アセットのワークフローを使用して、アセットのメタデータやタグを翻訳します。

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