リッチテキストエディター rich-text-editor

リッチテキストエディターは、AEM にテキストコンテンツを入力するための基本的な構成要素です。以下を含む、様々なコンポーネントの基礎を形成します。

  • テキスト
  • テキスト画像
  • テーブル

リッチテキストエディター rich-text-editor-1

WYSIWYG 編集ダイアログは、様々な機能を提供します。

cq55_rte_basicchars

NOTE
利用できる機能は、個別のプロジェクトごとに設定できるので、インストールによって異なる可能性があります。

インプレース編集 in-place-editing

ダイアログベースのリッチテキスト編集モードに加えて、AEM には、ページのレイアウトどおりに表示されたテキストを直接編集できる、インプレース編集モードも用意されています。

段落を 2 回クリック(ゆっくりダブルクリック)して、インプレース編集モードに切り替えます(コンポーネントのボーダーがオレンジになります)。

ページ上のテキストを、ダイアログウィンドウ内ではなく直接編集できます。変更を行うと、その内容は自動的に保存されます。

cq55_rte_inlineediting

NOTE
コンテンツファインダーを開いている場合は、リッチテキストエディターの形式オプションがタブの上部に表示されます(上記を参照)。
コンテンツファインダーを開いていない場合は、ツールバーは表示されません。

現在、インプレース編集モードは、テキスト ​および​ タイトル ​コンポーネントで生成されたページ要素に対して有効です。

NOTE
タイトルコンポーネントは、改行がない短いテキストを含むものとして設計されています。インプレース編集モードでタイトルを編集するときに、改行を入力すると、タイトルの下に新しい​ テキスト ​コンポーネントが開きます。

リッチテキストエディターの機能 features-of-the-rich-text-editor

リッチテキストエディターには様々な機能があり、機能は個々のコンポーネントの設定によって異なります。これらの機能は、タッチ操作向け UI とクラシック UI の両方で利用できます。

基本文字書式 basic-character-formats

文字書式ツールバー

以下に、選択した(ハイライト表示された)文字に適用できる書式を示します。ショートカットキーのあるオプションもあります。

  • 太字(Ctrl + B)
  • イタリック(Ctrl + I)
  • 下線(Ctrl + U)
  • 下付き文字
  • 上付き文字

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すべてオン/オフ切り替えとして動作するので、再選択すると書式が削除されます。

事前定義済みのスタイルおよび書式 predefined-styles-and-formats

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事前定義済みのスタイルおよび書式をお使いのインストールに含めることができます。これらは、スタイル ​および​ 書式 ​ドロップダウンリストで利用でき、選択したテキストに対して適用できます。

スタイルは、特定の文字列に対して適用できます(スタイルは CSS に関連付けられます)。

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これに対して、書式はテキストの段落全体に適用されます(書式は HTML ベースです)。

cq55_rte_paragraph_use

個別の書式は変更のみ可能です(デフォルトは「段落」です)。

スタイルは、削除できます。スタイルが適用されたテキスト内にカーソルを置き、次の削除アイコンをクリックします。

CAUTION
スタイルを適用したテキストを実際に再選択しないでください。再選択すると、アイコンがアクティベート解除されます。

切り取り、コピー、貼り付け cut-copy-paste

切り取り、コピー、貼り付けツールバー

切り取り」および「コピー」の標準的な機能が利用できます。「貼り付け」には、書式の違いに対応するためにいくつかの種類があります。

  • 切り取り(Ctrl+X)

  • コピー(Ctrl + C)

  • 貼り付け
    コンポーネント用のデフォルトの貼り付けメカニズム(Ctrl+V)です。追加設定なしのインストールでは、これには、「Word から貼り付け」が設定されます。

  • テキストとして貼り付け:すべてのスタイルおよび書式を削除して、プレーンテキストのみを貼り付けます。

  • Word から貼り付け:HTML としてコンテンツを貼り付けます(必要に応じて書式が再設定されます)。

取り消し、やり直し undo-redo

取り消し、やり直しツールバー

AEM では、現在のコンポーネントでの直近 50 個の操作を記録し、時系列で保持します。これらの操作は、必要に応じて順序通りに取り消す(その後、やり直す)ことができます。

CAUTION
履歴は、現在の編集セッションに対してのみ保持されます。コンポーネントを開いて編集するたびに再開します。
NOTE
デフォルトのタスク数は 50 です。これは、お使いのインストールによって異なる場合があります。

整列 alignment

整列ツールバー

テキストは、左揃え、中央揃えまたは右揃えにできます。

cq55_rte_alignment_use

インデント indentation

インデントツールバー

段落のインデントは増減できます。選択した段落はインデントされ、新しいテキストが入力されると、現在のインデントレベルが保持されます。

cq55_rte_indent_use

リスト lists

リストツールバー

テキスト内には、箇条書きリストと番号付きリストの両方を作成できます。リストの種類を選択してから入力を開始するか、変換するテキストをハイライト表示します。どちらの場合も、改行によって新しいリスト項目が始まります。

1 つ以上のリスト項目をインデントすることで、リストをネストできます。

リストのスタイルは、リスト内にカーソルを置き、他のスタイルを選択するだけで変更できます。サブリストに、親リストと異なるスタイルを設定することもできます。スタイルは、サブリストの作成後に(インデント別に)適用できます。

cq55_rte_lists_use

リンクツールバー

URL(web サイト内または外部の場所)へのリンクを生成するには、必要なテキストをハイライト表示してハイパーリンクアイコンをクリックします。

ハイパーリンクアイコン

ダイアログでは、ターゲット URL を指定でき、また、それを新しいウィンドウで開くかどうかを指定できます。

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以下の操作を実行できます。

  • URI を直接入力する
  • Web サイト内のページを選択するためにサイトマップを使用する
  • URI を入力し、ターゲットアンカーを追加します(www.TargetUri.org#AnchorName など)。
  • アンカーのみを入力します(「現在のページ」を参照する場合)(例:#anchor
  • コンテンツファインダーでページを検索し、ページアイコンをハイパーリンクダイアログにドラッグ&ドロップします
NOTE
URI の先頭には、インストールで設定された任意のプロトコルを付加できます。標準的なインストールの場合、https://ftp:// および mailto: です。インストール用に設定されていないプロトコルは拒否され、無効としてマークされます。

リンクを解除するには、リンクテキスト内の任意の場所にカーソルを置き、次のリンク解除アイコンをクリックします。

リンク解除アイコン

アンカー anchors

アンカーツールバー

アンカーは、テキスト内のどこにでも作成できます。カーソルを置くか、テキストを選択します。アンカー ​アイコンをクリックしてダイアログボックスを開きます。

アンカーの名前を入力し、「OK」をクリックして保存します。

cq55_rte_anchor_use

アンカーは、コンポーネントの編集中に表示され、リンクのターゲットとして使用できます。

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検索と置換 find-and-replace

検索と置換ツールバー

AEM には、検索 ​および​ 置換 ​の両方の機能(「検索と置換」)があります。

どちらにも「次を検索」ボタンがあり、開いているコンポーネントに対して、指定したテキストを検索します。また、大文字/小文字が一致する必要があるかどうかも指定できます。

検索は、常に、テキスト内の現在のカーソル位置から開始します。コンポーネントの最後に達したら、次の検索処理がコンポーネントの最初から開始されることを示すメッセージが表示されます。

cq55_rte_find_use

置換」オプションを使用すると、検索 ​してから、指定したテキストで個別のインスタンスを​ 置換 ​したり、現在のコンポーネントのインスタンスを​ すべて置換 ​することができます。

cq55_rte_findreplace_use

画像 images

画像は、コンテンツファインダーからドラッグしてテキストに追加できます。

cq55_rte_image_use

NOTE
AEM では、さらに詳細な画像設定のための専用コンポーネントも提供しています。例えば、画像 ​コンポーネントと​ テキスト画像 ​コンポーネントを使用できます。

スペルチェッカー spelling-checker

スペルチェッカー

スペルチェッカーは、現在のコンポーネントのすべてのテキストをチェックします。

正しくないスペルは、次のようにハイライト表示されます。

cq55_rte_spellchecker_use

NOTE
スペルチェッカーは、サブツリーの言語プロパティを取得するか、URL から言語を抽出することにより、web サイトの言語で動作します。例えば、英語の場合は en ツリー分岐、ドイツ語の場合は de ツリー分岐がチェックされます。

テーブル tables

表は、次のどちらかの方法によって利用できます。

  • テーブル ​コンポーネントとして

    テーブルコンポーネント

  • テキスト ​コンポーネント内から

    テキストツールバー

    note note
    NOTE
    テーブルは RTE で使用できますが、テーブルの作成時は​ テーブル ​コンポーネントを使用することをお勧めします。

テーブル機能は、テキスト ​コンポーネントと​ テーブル ​コンポーネントの両方において、テーブル内で(通常、マウスの右ボタンを)クリックして表示されるコンテキストメニューから利用できます。以下に例を示します。

cq55_rte_tablemenu

NOTE
テーブル ​コンポーネントでは、様々な標準的なリッチテキストエディター機能、およびテーブルに特有の機能のサブセットを含む専用のツールバーも使用できます。

テーブルに特有の機能を以下に示します。

テーブルのプロパティ table-properties

cq55_rte_tableproperties_icon

テーブルの基本的なプロパティを設定できます。その後、「OK」をクリックして保存します。

cq55_rte_tableproperties_dialog

  • :テーブル全体の幅です。

  • 高さ:テーブル全体の高さです。

  • ボーダー:テーブルのボーダーのサイズです。

  • セル内の余白:セルコンテンツとそのボーダーの間の空白を定義します。

  • セルの間隔:セル間の距離を定義します。

NOTE
幅や高さなど、一部のセルプロパティは、ピクセルまたはパーセンテージで定義できます。
CAUTION
テーブルの幅を定義することをお勧めします。

セルのプロパティ cell-properties

cq55_rte_cellproperties_icon

次に示すように、特定のセルまたは一連のセルのプロパティを設定できます。

cq55_rte_cellproperties_dialog

  • 高さ
  • 水平方向の位置揃え - 左、中央または右
  • 垂直方向の位置揃え - 上、中央、下またはベースライン
  • セルのタイプ - データまたはヘッダー
  • 適用先: 単一のセル、行全体、列全体

行の追加または削除 add-or-delete-rows

cq55_rte_rows

行は、現在の行の上または下に追加できます。

現在の行を削除することもできます。

列の追加または削除 add-or-delete-columns

cq55_rte_columns

列は、現在の列の左または右に追加できます。

現在の列を削除することもできます。

すべての行またはすべての列の選択 selecting-entire-rows-or-columns

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現在の行全体または列全体を選択します。その後、特定のアクション(結合など)を使用できます。

セルの統合 merge-cells

cq55_rte_cellmerge cq55_rte_cellmerge-1

  • セルのグループを選択した場合は、それらを 1 つに結合できます。
  • セルを 1 つだけを選択した場合は、選択したセルを右または下のセルと結合できます。

セルの分割 split-cells

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1 つのセルを選択して分割します。

  • セルを左右に分割すると、現在の列内で、現在のセルの右に新しいセルが生成されます。
  • セルを上下に分割すると、現在の行内で、現在のセルの下に新しいセルが生成されます。

ネストされたテーブルの作成 creating-nested-tables

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「ネストされた表を作成」は、現在のセル内に、独立した表を作成します。

NOTE
その他の特定の動作は、ブラウザーによって異なります。
  • Windows IE:Ctrl キーを押しながらマウスの主ボタン(通常は左)をクリックして、複数のセルを選択します。
  • Firefox:ポインターをドラッグして、セルの範囲を選択します。

テーブルの削除 remove-table

cq55_rte_removetable

Text コンポーネント内からテーブルを削除するオプションを使用します。

特殊文字 special-characters

特殊文字ツールバー

リッチテキストエディターで特殊文字を使用できるように設定できます。使用できる特殊文字は、お使いのインストールによって異なる場合があります。

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マウスオーバーを使用して文字を拡大表示し、クリックしてテキストの現在の位置に文字を含めます。

ソース編集モード source-editing-mode

ソース編集モードのツールバー

ソース編集モードでは、コンポーネントの基になる HTML を表示および編集できます。

例えば、次のテキストを入力します。

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ソースモードでは次のように表示されます(多くの場合、ソースは長くなるので、スクロールする必要があります)。

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CAUTION
ソースモードを終了する際に、AEM では特定の検証チェックが実行されます(テキストがブロック内に適切に含まれているか、ネストされているかなどを確認します)。これにより、編集内容が変更される場合があります。
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