Forms の場所の設定 configuring-locations-for-forms

属性の URL、URI、ファイルの場所(web ルート、取得するフォームの場所、PDFForm 変換で使用されるシード PDF ファイル、キャッシュの場所など)を指定できます。

  1. 管理コンソールで、サービス/Forms をクリックします。
  2. 「場所」で、適切なオプションを指定します。オプションについては後述します。
  3. 「保存」をクリックします。

場所の設定 locations-settings

ベース URL: ​画像やスクリプトなどのフォームリソースが置かれるベース URL です。HTML 変換に画像やスクリプトなどの外部依存の HREF 参照が含まれている場合は、この値が必須となります。このようなスクリプトの 1 つに xfasubset.js があります。xfasubset.js は HTML フォームで XFA インテリジェンスを実行するのに必要です。この値は HTTP 形式のコンテンツルート URI と同じである必要があります。

NOTE
ベース URL では HTTP プロトコルまたはリポジトリプロトコルのみがサポートされています。file:/// のようなプロトコルはサポートされていません。カスタム CSS またはデジタル署名 URI などのリソースにアクセスする必要がある場合は、適切な API パラメーターの値を使用して絶対位置を指定します。

依存パスが絶対パスである場合、ベース URL 値は無視されます。それ以外の場合は、依存パスはベース URL と連結されます。

デフォルト値は空の文字列です。

次の例は、(コンテンツルート URI とベース URL を使用して)同じコンテンツを指しています。

(ContentRootURI)/subdir/image1.jpg

(BaseURL)/subdir/image1.jpg

FS Web ルート URI: Forms Web アプリケーションの URL です。Forms web アプリケーションとクライアントアプリケーションを同じアプリケーションサーバーにデプロイする場合は、このボックスを空白のままにすることができます。その場合は Forms API web ルート URL が使用されます。

Forms web アプリケーションとクライアントアプリケーションを同じアプリケーションサーバーにデプロイしない場合は、次の例に示すように、このボックスに Forms web アプリケーションの URL を入力する必要があります。

https://<host name>:<port>/FormServer

host nameport には、それぞれ Forms Web アプリケーションをホストするサーバーのサーバー名とポート番号を入力します。

デフォルト値は空の文字列です。

Web ルート URI: ​アプリケーションの Web ルートです。この値と、AEM Forms SDK を介して指定された sTargetURL パラメーターを連結して(sTargetURL が相対 URL の場合)、アプリケーション固有の Web コンテンツにアクセスするための絶対 URL が作成されます。

デフォルト値は空の文字列です。

コンテンツルート URI: ​フォームの取得元である URI または絶対パスです。この値と、API を介して指定された sFormQuery パラメーターを連結して、フォームの取得先となる絶対パスが作成されます。この値で参照できるのは、特定のディレクトリまたは HTTP でアクセス可能な web 上の場所です。

デフォルト値は空の文字列です。

XCI 設定 URI: ​レンダリング用 XCI ファイルがある場所の相対パスまたは絶対パスです。相対パスの場合は、デプロイ可能な AEM Forms EAR ファイル内に XCI ファイルが保存されていることが前提となります。

デフォルト値は com/adobe/formServer/PA/pa.xci です。

フォントマップ URI: フォントマップファイルの場所の相対パスまたは絶対パスです。相対パスの場合は、デプロイ可能な AEM forms EAR ファイル内にこのファイルが保存されていることが前提となります。

フォントマッピングファイルによってフォーム内に HTML 変換用のカスタムフォントマッピングが作成されます。これにより、クライアントコンピューターに存在しないフォントを別のフォントに置き換えるように指定することができます。

デフォルト値は com/adobe/formServer/client-font-map.properties です。

次のエントリは、フォントマップファイル内のエントリの例です。

Arial=Arial,Helvetica,sans-serif

シード PDF ファイル: PDFForm 変換で配信を最適化するために使用する初期 PDF ファイルです。シード PDF ファイルにフォームのデザインとデータを追加して、カスタマイズされた PDF ファイル(XFA ストリーム、画像およびフォントリソースのみを含む)を指定します。このフォームは Acrobat 7 以降でレンダリングされ、PDFForm 変換に適用されます。

デフォルト値は空の文字列です。

キャッシュの場所: Forms ディスクキャッシュの場所を指定します。この設定を変更すると、現在の場所の既存のキャッシュ情報すべてがリセットされ、新しいキャッシュが新しい場所に作成されます。次のいずれかのオプションを選択します。

デフォルトの場所: これはデフォルトの選択です。このオプションを選択すると、次のように使用しているアプリケーションサーバーによって決まる場所にキャッシュが作成されます。

  • JBoss: [JBoss ホーム]\server[install type]\svcdata\FormServer\Cache
  • WebLogic:[WebLogic Home]\user_projects\domains[aem-forms Domain Name]\adobe[Forms Server name]\FormServer\Cache
  • WebSphere: [IBM ホーム]\WebSphere\AppServer\installedApps\adobe\server1\FormServer\Cache

LC の一時ディレクトリ: ​キャッシュは、AEM Forms の一時ディレクトリのサブディレクトリ(管理コンソールの、設定/コアシステム設定/設定/一時ディレクトリの場所で指定)に作成されます。サブディレクトリの名前は、adobeform_[[servername]] です。

NOTE
一時クリーニングユーティリティを使用している場合、これらのディレクトリを削除しても機能に影響を与えませんが、新しいキャッシュが作成されるまで、短期間パフォーマンスに大きく影響する可能性があります。このような問題を回避するには、AEM Forms の一時ディレクトリの消去中、これらのディレクトリを削除しないでください。
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