IBM DB2 データベース:定期保守のコマンドの実行 ibm-db-database-running-commands-for-regular-maintenance

AEM Forms データベースの定期保守には、次の IBM DB2 コマンドが推奨されます。DB2 データベースの保守およびパフォーマンスチューニングについて詳しくは、『IBM DB2 Administration Guide』を参照してください。

  • runstats:このコマンドは、その関連インデックスと共に、データベーステーブルの物理的特性を示す統計データを更新します。AEM Forms により生成される動的 SQL ステートメントは、更新済みのこれらの統計を自動的に使用しますが、データベース内で作成される静的 SQL ステートメントでは、db2rbind コマンドも実行する必要があります。

  • db2rbind:このコマンドは、データベース内のすべてのパッケージを再バインドします。runstats ユーティリティの実行後に、このコマンドを使用してデータベース内のすべてのパッケージを再検証します。

  • reorg table or index: ​このコマンドは、一部のテーブルおよびインデックスの再編成が必要かどうかを確認します。

    データベースの増大および変化に伴い、テーブル統計データの再計算はデータベースパフォーマンスの向上に不可欠なものであり、定期的に実行する必要があります。これらのコマンドは、スクリプトを使用して手動で実行または cron ジョブを使用して実行できます。

NOTE
runstats コマンドを実行する前に、データベースにデータが含まれており、少なくとも 1 つのディレクトリの同期処理が実行されていることが必要です。

小規模なデータベースでは(1 万件のユーザーまたは 2,500 件のグループなど)、runstats コマンドを実行して同期タイミングを削減すれば十分です。

大規模なデータベースでは(10 万件のユーザーまたは 1 万件のグループなど)、runstats コマンドの実行前に、reorg コマンドを実行します。

AEM Forms データベースでの runstats コマンドの使用 use-the-runstats-command-on-your-aem-forms-database

以下の AEM Forms データベーステーブルおよびインデックスで runstats コマンドを実行します。

NOTE
runstats コマンドは、最初のデータベース同期中にのみ実行する必要があります。ただし、プロセス中に 2 回(ユーザーとグループの同期中に 1 回、グループメンバーの同期中に 1 回)実行する必要があります。スクリプトを実行するたびに、実行が正常に完了したことを確認します。

正しい構文と使用法について詳しくは、データベース製造元のドキュメントを参照してください。以下では、<schema> を使って、DB2 ユーザー名に関連付けられたスキーマを示します。単純なデフォルトの DB2 インストールの場合、これはデータベーススキーマ名となります。

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALGROUPENTITY

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALGRPCTMNTENTITY

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALENTITY

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALUSERENTITY

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALEMAILALIASENTITY

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALENTITY FOR INDEXES ALL

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALEMAILALIASENTITY FOR INDEXES ALL

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALUSERENTITY FOR INDEXES ALL

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALGROUPENTITY FOR INDEXES ALL

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALGRPCTMNTENTITY FOR INDEXES ALL

AEM Forms データベースでの reorg コマンドの実行 run-the-reorg-command-on-your-aem-forms-database

以下の AEM Forms データベーステーブルおよびインデックスで reorg コマンドを実行します。正しい構文と使用法について詳しくは、データベース製造元のドキュメントを参照してください。

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALGROUPENTITY

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALGRPCTMNTENTITY

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALENTITY

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALUSERENTITY

     TABLE <schema>.EDCPRINCIPALEMAILALIASENTITY

     INDEXES ALL FOR TABLE <schema>.EDCPRINCIPALENTITY

     INDEXES ALL FOR TABLE <schema>.EDCPRINCIPALEMAILALIASENTITY

     INDEXES ALL FOR TABLE <schema>.EDCPRINCIPALUSERENTITY

     INDEXES ALL FOR TABLE <schema>.EDCPRINCIPALGROUPENTITY

     INDEXES ALL FOR TABLE <schema>.EDCPRINCIPALGRPCTMNTENTITY
recommendation-more-help
19ffd973-7af2-44d0-84b5-d547b0dffee2