通信作成 UI のカスタマイズ customize-create-correspondence-ui

概要 overview

Correspondence Management を使用すると、ソリューションテンプレートをリブランディングしてブランド価値を高め、組織のブランディング標準に準拠することができます。ユーザーインターフェイスのリブランディングには、組織のロゴの変更が含まれます。ロゴは、通信作成 UI の左上隅に表示されます。

通信作成 UI のロゴを組織のロゴに変更できます。

通信作成 UI のカスタムアイコン

通信作成用 UI に表示されたカスタムアイコン

通信作成 UI のロゴの変更 changing-the-logo-in-the-create-correspondence-ui

ロゴ画像を設定するには、次の手順を実行します。

  1. CRX 内で適切なフォルダー構造を作成します。

  2. CRX で作成したフォルダーに、新しいロゴファイルをアップロードします。

  3. CRX 上に CSS をセットアップし、新しいロゴを参照します。

  4. ブラウザーの履歴を消去し、通信作成 UI を更新します。

必要なフォルダー構造の作成 creatingfolderstructure

カスタムロゴ画像とスタイルシートをホストするために、以下の説明に従ってフォルダー構造を作成します。ルートフォルダー /apps を持つ新しいフォルダー構造は、/libs フォルダーの構造に似ています。

カスタマイズする場合は、以下に説明するように、/apps ブランチに並列フォルダー構造を作成します。

/apps ブランチ(フォルダー構造):

  • システムに更新がある場合に、ファイルの安全を確保します。アップグレード、機能パックまたはホットフィックスがある場合、/libs ブランチが更新されます。/libs ブランチに変更内容をホストしていると上書きされてしまいます。
  • 現在のシステム/ブランチを乱さないようにします。カスタムファイルの保存用にデフォルトの場所を使用すると、誤って乱してしまう可能性があります。
  • AEM がリソースを検索する際に、リソースの優先度を高めます。AEM は、リソースを検索する場合、最初に /apps ブランチを検索し、次に /libs ブランチを検索するように設定されています。このメカニズムにより、システムはオーバーレイ(および、そこに定義されたカスタマイズ内容)を使用します。

次の手順を実行して、必要なフォルダー構造を /apps ブランチに作成します。

  1. https://'[server]:[port]'/[ContextPath]/crx/de に移動して、管理者としてログインします。

  2. apps フォルダー内に、ccrui フォルダーにある css フォルダーと同様のパスと構造を持つ、css というフォルダーを作成します。

    css フォルダーの作成手順:

    1. 次のパスにある css フォルダーを右クリックし、「ノードをオーバーレイ」を選択します。/libs/fd/cm/ccr/gui/components/admin/clientlibs/ccrui/css

      ノードをオーバーレイ

    2. ノードをオーバーレイダイアログに次の値が表示されていることを確認します。

      パス: /libs/fd/cm/ccr/gui/components/admin/clientlibs/ccrui/css

      オーバーレイの場所: /apps/

      ノードタイプを一致させる: ​オン

      オーバーレイノードのパス

      note note
      NOTE
      /libs ブランチは変更しないでください。次の操作を行った場合はこのブランチが変更されるため、各自で加えた変更はすべて失われます。
      code language-none
      * インスタンスをアップグレード
      * ホットフィックスの適用
      * 機能パックをインストール
      
    3. OK」をクリックします。指定したパスに css フォルダーが作成されます。

  3. apps フォルダー内に、ccrui フォルダーにある imgs フォルダーと同様のパスと構造を持つ、imgs というフォルダーを作成します。

    1. 次のパスにある imgs フォルダーを右クリックし、「ノードをオーバーレイ」を選択します。/libs/fd/cm/ccr/gui/components/admin/clientlibs/ccrui/imgs

    2. 「ノードをオーバーレイ」ダイアログに次の値が表示されていることを確認します。

      パス:/libs/fd/cm/ccr/gui/components/admin/clientlibs/ccrui/imgs

      オーバーレイの場所:/apps/

      ノードタイプを一致させる:オン

    3. OK」をクリックします。

      note note
      NOTE
      /apps フォルダーに手動でフォルダー構造を作成することもできます。
  4. すべて保存」をクリックして、サーバーに変更を保存します。

カスタムロゴファイルを CRXに アップロードします。ロゴの描画には、標準的な HTML 規則が適用されます。サポートしている画像ファイル形式は、AEM Forms へのアクセスに使用しているブラウザーによって異なります。ただし、JPEG、GIF、および PNG は、すべてのブラウザーでサポートされています。詳しくは、サポートされる画像形式に関するブラウザー固有のドキュメントを参照してください。

  • ロゴ画像のデフォルトの大きさは 48 * 48 ピクセルです。画像はこのサイズに近いか、または 48 * 48 ピクセルよりも大きいことを確認してください。
  • ロゴ画像の高さが 50 ピクセルを超えている場合、通信作成ユーザーインターフェイスでは、ヘッダーの高さである 50 ピクセルに合わせて画像を縮小表示します。画像を縮小表示する際も、通信作成ユーザーインターフェイスでは画像の縦横比が維持されます。
  • 画像が小さい場合、通信作成用ユーザーインターフェイスでは拡大表示されません。そのため、ロゴ画像をきれいに表示するには、高さが少なくとも 48 ピクセルあり、幅も十分にあるファイルを使用することが大切です。

以下の手順を実行して、CRX にカスタムロゴファイルをアップロードします。

  1. https://'[server]:[port]'/[contextpath]/crx/de にアクセスします。必要に応じて、管理者としてログインします。

  2. CRXDE から、次のパスにある imgs フォルダーを右クリックし、「作成」/「ファイルを作成」を選択します。

    /apps/fd/cm/ccr/gui/components/admin/clientlibs/ccrui/imgs/

    imgs フォルダ内に新しいノードを作成する

  3. 「ファイルを作成」ダイアログで、ファイルの名前「CustomLogo.png」(またはロゴファイルの名前)を入力します。

    新規ノードとしての CustomLogo.png

  4. すべて保存」をクリックします。

    作成した新しいファイル(ここでは CustomLogo.png)の下に、jcr:content プロパティが表示されます。

  5. フォルダー構造内で jcr:content をクリックします。

    jcr:content のプロパティが表示されます。

    jcrcontentproperties

  6. jcr:data プロパティをダブルクリックします。

    「Edit jcr:data」のダイアログが表示されます。

    次に、newlogo.png フォルダーをクリックし、jcr:content(dim オプション)をダブルクリックして、タイプ nt:resource を設定します。プロパティが表示されていない場合は、まず、名前が「jcr:content」のプロパティを作成します。

  7. 「jcr:data の編集」ダイアログで「参照」をクリックし、ロゴとして使用する画像ファイルを選択します(ここでは、「CustomLogo.png」)。

    サポートしている画像ファイル形式は、AEM Forms へのアクセスに使用しているブラウザーによって異なります。ただし、JPEG、GIF、および PNG は、すべてのブラウザーでサポートされています。詳しくは、サポートされる画像形式に関するブラウザー固有のドキュメントを参照してください。

    カスタムロゴファイルのサンプル

    例:CustomLogo.png をカスタムロゴとして使用する

  8. すべて保存」をクリックします。

UI でロゴをレンダリングするための CSS を作成 createcss

カスタムロゴ画像では、コンテンツコンテキストで追加のスタイルシートを読み込む必要があります。

UI でロゴをレンダリングするためのスタイルシートを作成するには、次の手順を実行します。

  1. https://'[server]:[port]'/[contextpath]/crx/de にアクセスします。必要に応じて、管理者としてログインします。

  2. 次の場所に、customcss.css というファイルを作成します。異なるファイル名は使用できません。

    /apps/fd/cm/ccr/gui/components/admin/clientlibs/ccrui/css/

    customcss.css ファイルの作成手順:

    1. css フォルダーを右クリックし、作成/ファイルを作成 ​を選択します。

    2. 新規ファイルダイアログボックスで、CSS の名前を「customcss.css」として指定し、「OK」をクリックします。異なるファイル名は使用できません。

    3. 次のコードを、新しく作成した css ファイルに追加します。コードの content:url で、CRXDE の imgs フォルダーにアップロードした画像名を指定します。

      code language-css
      .logo, .logo:after {
      content:url("../imgs/CustomLogo.png");
      }
      
    4. すべて保存」をクリックします。

通信作成 UI を更新してカスタムロゴを表示 refreshccrui

ブラウザーキャッシュをクリアし、ブラウザーで通信作成 UI インスタンスを開いて、カスタムロゴを表示します。

カスタムロゴを用いて、通信作成用ユーザーインターフェイスを構築する

通信作成用 UI に表示されたカスタムアイコン

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