Brand Portal へのプリセット、スキーマ、ファセットの公開 publish-presets-schema-and-facets-to-brand-portal

この記事では、画像プリセット、メタデータスキーマおよびカスタム検索ファセットを AEM オーサーインスタンスから Brand Portal へ公開する方法について説明します。公開機能を利用すると、AEM オーサーインスタンス上で作成または修正した画像プリセット、メタデータスキーマおよび検索ファセットを再利用して、重複作業を減らすことができます。

NOTE
画像プリセット、メタデータスキーマおよび検索ファセットを AEM オーサーインスタンスから Brand Portal へ公開する機能は、AEM 6.2 SP1-CFP7 および AEM 6.3 SP 1-CFP 1(6.3.1.1)以降で使用できます。

Brand Portal への画像プリセットの公開 publish-image-presets-to-brand-portal

画像プリセットとは、画像配信の際に画像に適用される一連のサイズ変更コマンドやフォーマットコマンドをまとめたものです。画像プリセットは Brand Portal で作成したり修正したりできます。あるいは、AEM オーサーインスタンスがダイナミックメディアモードで動作している場合は、ユーザーが AEM オーサーインスタンス上でプリセットを作成し、そのプリセットを AEM Assets Brand Portal に公開することができます。これにより、同じプリセットを Brand Portal 上で作り直す必要がなくなります。
プリセットを作成すると、それがアセット詳細のレンディションパネルとダウンロードダイアログに動的レンディションとしてリストされます。

NOTE
AEM オーサーインスタンスが Dynamic Media モード ​で動作していない(顧客が Dynamic Media を購入していない)場合、アセットの​ ピラミッド TIFF レンディションはアップロード時に作成されません。画像プリセットまたは動的レンディションは、アセットの​ ピラミッド TIFF で機能するので、ピラミッド TIFF が AEM オーサーインスタンスで使用できない場合は、Brand Portal 上でも使用できません。したがって、動的レンディションがアセット詳細ページのレンディションパネルやダウンロードダイアログに表示されません。

画像プリセットを Brand Portal に公開するには、次のようにします。

  1. AEM オーサーインスタンスで、AEM のロゴをタップまたはクリックしてグローバルナビゲーションコンソールにアクセスし、ツールアイコンをタップまたはクリックして​ アセット/画像プリセット ​の順に移動します。
  2. 画像プリセットのリストから目的の画像プリセットを 1 つまたは複数選択し、「Brand Portal に公開」をクリックまたはタップします。

NOTE
ユーザーが「Brand Portal に公開」をクリックすると、画像プリセットが公開用のキューに入ります。レプリケーションエージェントのログを監視して、公開が成功したかどうかを確認することを推奨します。

Brand Portal への画像プリセットの公開を取り消すには、次のようにします。

  1. AEM オーサーインスタンスで、AEM のロゴをタップまたはクリックしてグローバルナビゲーションコンソールにアクセスし、ツール ​アイコンをタップまたはクリックして​ アセット/画像プリセット ​の順に移動します。
  2. 画像プリセットを選択し、上部にあるオプションから「Brand Portal から削除」を選択します。

Brand Portal へのメタデータスキーマの公開 publish-metadata-schema-to-brand-portal

メタデータスキーマは、アセットまたはコレクションのプロパティページに表示されるレイアウトとプロパティを記述します。

AEM オーサーインスタンス上のデフォルトスキーマを編集済みで、デフォルトスキーマと同じスキーマを Brand Portal 上でも使用したい場合には、そのメタデータスキーマフォームを Brand Portal に公開することができます。このシナリオでは、Brand Portal 側のデフォルトスキーマが、AEM オーサーインスタンスから公開されたデフォルトスキーマによってオーバーライドされます。

AEM オーサーインスタンス上でカスタムスキーマを作成していた場合は、同じカスタムスキーマを Brand Portal 上で作り直す代わりに、そのカスタムスキーマを Brand Portal に公開できます。公開されたカスタムスキーマは Brand Portal 内の任意のフォルダーまたはコレクションに適用できます。

NOTE
デフォルトスキーマが AEM インスタンス側でロックされている場合(つまりデフォルトスキーマが未編集の場合)は、Brand Portal に公開できません。

NOTE
AEM オーサーインスタンス上でフォルダーにスキーマが適用されている場合、AEM オーサーインスタンス上と Brand Portal 上のアセットプロパティページで一貫性を維持するためには、Brand Portal 上にも同じスキーマが存在している必要があります。

メタデータスキーマを AEM オーサーインスタンスから Brand Portal へ公開するには、次のようにします。

  1. AEM オーサーインスタンスで、AEM のロゴをタップまたはクリックしてグローバルナビゲーションコンソールにアクセスし、ツールアイコンをタップまたはクリックして アセット/メタデータスキーマ ​の順に移動します。
  2. メタデータスキーマを選択し、上部にあるオプションから「Brand Portal に公開」を選択します。
NOTE
ユーザーが「Brand Portal に公開」をクリックすると、メタデータスキーマが公開用のキューに入ります。レプリケーションエージェントのログを監視して、公開が成功したかどうかを確認することを推奨します。

Brand Portal へのメタデータスキーマの公開を取り消すには、次のようにします。

  1. AEM オーサーインスタンスで、AEM のロゴをタップまたはクリックしてグローバルナビゲーションコンソールにアクセスし、ツールアイコンをタップまたはクリックして アセット/メタデータスキーマ ​の順に移動します。
  2. メタデータスキーマを選択し、上部にあるオプションから「Brand Portal から削除」を選択します。

Brand Portal への検索ファセットの公開 publish-search-facets-to-brand-portal

検索フォームは、Brand Portal のユーザーにファセット検索の機能を提供します。検索ファセットは Brand Portal 上での詳細検索を可能にします。検索フォームに追加されている述語はすべて、検索フィルター内の検索ファセットとしてユーザーに提供されます。


AEM オーサーインスタンスのカスタム検索フォーム「アセット管理者の検索パネル」を使用したい場合は、Brand Portal 上で同じフォームを作成し直す代わりに、カスタマイズされた検索フォームを AEM オーサーインスタンスから Brand Portal に公開できます。

NOTE
AEM Assets 上のロックされた検索フォーム「アセット管理者の検索パネル」は Brand Portal に公開できませんが、編集されている場合は公開可能です。編集されて Brand Portal に公開されると、この検索フォームが Brand Portal 上の検索フォームをオーバーライドします。

編集された検索ファセットを AEM オーサーインスタンスから Brand Portal へ公開するには、次のようにします。

  1. AEM ロゴをタップまたはクリックし、ツール/一般/検索フォーム ​に移動します。

  2. 編集された検索フォームを選択し、「Brand Portal に公開」を選択します。

    note note
    NOTE
    ユーザーが「Brand Portal に公開」をクリックすると、検索ファセットが公開用のキューに入れられます。レプリケーションエージェントのログを監視して、公開が成功したかどうかを確認することを推奨します。

Brand Portal への検索フォームの公開を取り消すには、次のようにします。

  1. AEM オーサーインスタンスで、AEM のロゴをタップまたはクリックしてグローバルナビゲーションコンソールにアクセスし、ツールアイコンをタップまたはクリックして アセット/検索フォーム ​の順に移動します。
  2. 検索フォームを選択し、上部にあるオプションから「Brand Portal から削除」を選択します。
NOTE
Brand Portal で非公開」アクションを実行しても、デフォルトの検索フォームが Brand Portal にそのまま残され、公開前まで使用された検索フォームには復元されません。

制限事項 limitations

  1. 検索用述語の中には、Brand Portal 上の検索フィルターに適用できないものがあります。このような検索用述語が検索フォームの一部として AEM オーサーインスタンスから Brand Portal へ公開された場合は、適用できない検索用述語が削除されます。したがって、Brand Portal 側では、公開されたフォーム内の述語の数が少なくなります。詳しくは、Brand Portal 上のフィルターに適用可能な検索用述語の一覧を参照してください。

  2. オプションの述語に関しては、ユーザーが AEM オーサーインスタンス側のオプションを読み取るために任意のカスタムパスを使用している場合、そのパスは Brand Portal 側では機能しません。このような追加のパスやオプションは、検索フォームと一緒に Brand Portal へ公開されません。その場合は、ユーザーが​ オプションの述語 ​内の「オプションを追加」で「手動」オプションを選択して、Brand Portal 側でこれらのオプションを手動で追加できます。

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