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メタデータスキーマ

Adobe Experience Manager (AEM) Assets では、メタデータスキーマを使用することで、プロパティページのレイアウトと、その特定のスキーマを使用するアセットに関して表示されるメタデータプロパティを定義します。メタデータプロパティには、タイトル、説明、MIME タイプなどが含まれます。
既存のスキーマを変更したり、カスタムのメタデータスキーマを追加するには、メタデータスキーマフォームエディターを使用します。
  1. アセットのプロパティページを表示するには、カード表示のアセットタイル上のクイックアクションで​ プロパティを表示 ​アイコンをクリックまたはタップします。または、UI でアセットを選択し、ツールバーの「 プロパティ 」アイコンをクリックまたはタップします。
  2. 様々なタブで様々なメタデータプロパティを編集できます。ただし、プロパティページではアセットタイプを変更できません。アセットの MIME タイプを変更するには、カスタムメタデータスキーマフォームを使用するか、既存のフォームを変更します。詳しくは、 メタデータスキーマフォームの編集 を参照してください。特定の MIME タイプのメタデータスキーマを変更すると、現在の MIME タイプのアセットおよびすべてのアセットサブタイプのプロパティページのレイアウトが変更されます。例えば、 default/image 配下の jpeg スキーマを変更すると、MIME タイプが image/jpeg のアセットのメタデータのレイアウト(アセットプロパティ)のみが変更されます。ただし、デフォルトスキーマを編集する場合は、すべてのタイプのアセットのメタデータのレイアウトを変更します。
  3. フォームやテンプレートのリストを表示するには、AEM のロゴをクリックし、 ツール アセット メタデータスキーマ ​に移動します。AEM では次のテンプレートが用意されています。
    • デフォルト :アセットのメタデータスキーマの基本フォームです。 次の子フォームは、デフォルトフォームのプロパティを継承します。 i. image image/jpeg image/png など、MIME タイプが「image」のアセットのスキーマフォーム。 「image」フォームには、次の子フォームテンプレートがあります。 a. jpeg :サブタイプ jpeg のアセットのスキーマフォーム。 b. tiff :サブタイプ tiff のアセットのスキーマフォーム。
    ii. application application/pdf application/zip など、MIME タイプが「 application 」のアセットのスキーマフォーム。 a. pdf :サブタイプ pdf のアセットのスキーマフォーム。
    iii. video video/avi video/mp4 など、MIME タイプが「 video 」のアセットのスキーマフォーム。
    • collection :コレクションのスキーマフォームです。
    • contentfragment :コンテンツフラグメントのスキーマフォームです。
スキーマフォームの子フォームを表示するには、スキーマフォーム名をクリックまたはタップします。

メタデータスキーマフォームの追加

  1. リストにカスタムテンプレートを追加するには、ツールバーの「 作成 」をクリックします。
    編集されていないテンプレートの前にはロックアイコンが表示されます。テンプレートをカスタマイズすると、そのテンプレートの前にあるロックアイコンが表示されなくなります。
  2. ダイアログで、スキーマフォームのタイトルを入力し、「 作成 」をクリックして、フォーム作成プロセスを完了します。

メタデータスキーマフォームの編集

新しく追加したメタデータスキーマフォームまたは既存のメタデータスキーマフォームを編集できます。メタデータスキーマフォームには、以下の要素が含まれています。
  • タブ
  • タブ内のフォーム項目
これらのフォーム項目を CRX リポジトリのメタデータノード内のフィールドにマップしたり、フォーム項目を設定したりできます。
新しいタブまたはフォーム項目をメタデータスキーマフォームに追加できます。親から派生したタブおよびフォーム項目はロック状態です。子レベルではこれらを変更できません。
  1. スキーマフォームページで、フォームの前のチェックボックスをオンにし、ツールバーの​ 編集アイコン ​をクリックします。
  2. メタデータスキーマエディター ​ページで、アセットのプロパティページをカスタマイズします。それには、「 フォームを作成 」タブのコンポーネントタイプのリストから「 基本 」タブに、1 つ以上のコンポーネントをドラッグします。
  3. コンポーネントを設定するには、コンポーネントを選択して、「 設定 」タブでそのプロパティを変更します。

「フォームを作成」タブ内のコンポーネント

フォームを作成 」タブには、スキーマフォーム内で使用するフォーム項目が表示されます。「 設定 」タブに、「 フォームを作成 」タブで選択した各項目の属性が表示されます。「 フォームを作成 」タブで使用できるフォーム項目を次の表に示します。
コンポーネント名 説明
セクションヘッダー 共通コンポーネントのリストに対してセクションヘッダーを追加します。
1 行のテキスト 1 行のテキストプロパティを追加します。これは文字列として保存されます。
複数値テキスト 複数値テキストプロパティを追加します。これは文字列の配列として保存されます。
数値 数値コンポーネントを追加します。
日付 日付コンポーネントを追加します。
ドロップダウン ドロップダウンリストを追加します。
標準タグ タグを追加します。
スマートタグ メタデータタグを自動的に追加して、検索機能を強化します。
非表示のフィールド 非表示のフィールドを追加します。このフィールドは、アセットの保存時に POST パラメーターとして送信されます。
アセットの参照元 このアセットが参照しているアセットのリストを表示するには、このコンポーネントを追加します。
アセットの参照先 このアセットを参照しているアセットのリストを表示するには、このコンポーネントを追加します。
製品リファレンス このアセットとリンクされている製品のリストを表示するには、このコンポーネントを追加します。
アセット評価 アセットを評価するオプションを表示するには、このコンポーネントを追加します。
コンテキストメタデータ アセットのプロパティページにある他のメタデータタブの表示を制御するために追加します。

メタデータコンポーネントの編集

フォームのメタデータコンポーネントのプロパティを編集するには、コンポーネントをクリックし、「 設定 」タブで次のすべてのプロパティまたはサブセットを編集します。
フィールドラベル :アセットのプロパティページに表示されるメタデータプロパティの名前。
プロパティにマッピング :このプロパティには、CRX リポジトリ内の保存先のアセットノードへの相対パスまたは名前を指定します。この値は、パスがアセットノードの配下にあることを示しているので、「 ./ 」で始まります。
このプロパティの有効な値は次のとおりです。
  • . /jcr:content/metadata/dc:title :アセットのメタデータノードにある値を、プロパティ dc:title として格納します。
  • . /jcr:created :アセットのノードにある jcr プロパティを表示します。表示プロパティ上でこれらのプロパティを設定する場合は、これらのプロパティは保護されているので、「編集を無効にする」としてマークすることをお勧めします。そうしない場合、アセットのプロパティを保存したときに、「アセットの変更に失敗しました」というエラーが発生します。
コンポーネントがメタデータスキーマフォームに適切に表示されるように、プロパティのパスにはスペースを含めないでください。
プレースホルダー :このプロパティを使用して、メタデータプロパティに関連するプレースホルダーテキストを指定します。
必須 :プロパティページでメタデータプロパティを必須としてマークするには、このプロパティを使用します。
編集を無効にする :プロパティページでメタデータプロパティを編集不可にするには、このプロパティを使用します。
空白のフィールドを読み取り専用として表示 :プロパティページでメタデータプロパティに値がなくても表示するには、このプロパティをオンにします。デフォルトでは、メタデータプロパティに値がない場合、プロパティページには表示されません。
リストを並べ替えて表示 :選択肢のリストを並べ替えて表示するには、このプロパティを使用します。
選択肢 :リストの選択肢を指定するには、このプロパティを使用します。
説明 :メタデータコンポーネントの短い説明を追加するには、このプロパティを使用します。
クラス :プロパティに関連付けられているオブジェクトクラス。
削除 :クリックすると、スキーマフォームからコンポーネントが削除されます。
非表示のフィールドコンポーネントには、これらの属性は含まれていません。代わりに、属性の名前、値、フィールドラベル、説明などのプロパティが含まれています。非表示のフィールドコンポーネントの値は、アセットの保存時に常に POST パラメーターとして送信されます。この値は、アセットのメタデータとして保存されません。
必須 」オプションを選択した場合、必須のメタデータが設定されていないアセットを検索できます。 フィルター ​パネルで、「 メタデータの検証 」述語を展開して、「 無効 」オプションを選択します。検索結果に、スキーマフォームで設定した必須のメタデータが設定されていないアセットが表示されます。
スキーマフォームのいずれかのタブにコンテキストメタデータコンポーネントを追加した場合、コンポーネントは、その特定のスキーマが適用されているアセットのプロパティページに リストとして表示されます。このリストには、コンテキストメタデータコンポーネントを適用したタブを除く、他のすべてのタブが含まれます。現在、この機能は、コンテキストに応じてメタデータの表示を制御する基本的な機能を提供しています。
コンテキストメタデータコンポーネントが適用されているタブに加えて、プロパティページの任意のタブを組み込むには、リストからタブを選択します。タブがプロパティページに追加されます。

JSON ファイルでのプロパティの指定

設定 」タブのオプションでプロパティを指定する代わりに、対応するキーと値のペアを指定することで JSON ファイルでオプションを定義できます。「 JSON パス 」フィールドに JSON ファイルのパスを指定します。

スキーマフォームでのタブの追加および削除

スキーマエディターで、タブを追加または削除できます。デフォルトのスキーマフォームには、「 基本 」、「 詳細 」、「 IPTC 」および「 IPTC 拡張 」の各タブがデフォルトで含まれています。
+ 」をクリックすると、スキーマフォームに新しいタブを追加できます。新しいタブにはデフォルトで「 Unnamed-1 」という名前が付けられます。この名前は、「 設定 」タブで編集できます。タブを削除するには、「 X 」をクリックします。

メタデータスキーマフォームの削除

AEM では、カスタムのスキーマフォームのみを削除できます。デフォルトのスキーマフォームまたはテンプレートを削除することはできません。ただし、これらのフォームでのカスタムの変更内容は削除できます。
フォームを削除するには、フォームを選択して削除アイコンをクリックします。
デフォルトフォームに対しておこなったカスタムの変更を削除すると、ロックアイコンがメタデータスキーマインターフェイスのデフォルトフォームの前に再度表示され、フォームがデフォルトの状態に戻ったことが示されます。
AEM Assets の既製のメタデータスキーマフォームは削除できません。

MIME タイプ用のスキーマフォーム

AEM Assets には、様々な MIME タイプですぐに使用できるデフォルトのフォームが用意されています。ただし、様々な MIME タイプのアセットにカスタムのフォームを追加することができます。

MIME タイプ用の新しいフォームの追加

適切なフォームタイプに新規フォームを作成します。例えば、 image/png サブタイプの新しいテンプレートを追加するには、「image」フォームの下にフォームを作成します。スキーマフォームのタイトルはサブタイプ名です。この場合、タイトルは「png 」です。

様々な MIME タイプ用の既存のスキーマテンプレートの使用

別の MIME タイプに対して既存のテンプレートを使用できます。例えば、MIME タイプ image/png のアセットに対して image/jpeg フォームを使用します。
この場合は、CRX リポジトリ内の /etc/dam/metadataeditor/mimetypemappings に新しいノードを作成します。そのノードの名前を指定し、次のプロパティを定義します。
名前
説明
タイプ
exposedmimetype
マッピングする既存フォームの名前
文字列
image/jpeg
mimetypes
exposedmimetype 属性で定義したフォームを使用する MIME タイプのリスト
文字列
image/png
AEM Assets では、次の MIME タイプとスキーマフォームがマッピングされます。
スキーマフォーム
MIME タイプ
image/jpeg
image/pjpeg
image/tiff
image/x-tiff
application/pdf
application/postscript
application/x-ImageSet
Multipart/Related; type=application/x-ImageSet
application/x-SpinSet
Multipart/Related; type=application/x-SpinSet
application/x-MixedMediaSet
Multipart/Related; type=application/x-MixedMediaSet
video/quicktime
video/x-quicktime
video/mpeg4
video/mp4
video/avi
video/avi, video/msvideo, video/x-msvideo
video/wmv
video/x-ms-wmv
video/flv
video/x-flv

メタデータスキーマへのアクセス権の付与

メタデータスキーマ機能は、管理者のみが使用できます。ただし、管理者は一部の権限を変更して、管理者以外のユーザーにアクセス権を付与することができます。管理者以外のユーザーには、 /conf フォルダーへの作成、変更、削除権限が必要になります。

フォルダー固有のメタデータの適用

AEM Assets では、メタデータスキーマのバリアントを定義して、それを特定のフォルダーに適用できます。
例えば、デフォルトのメタデータスキーマのバリアントを定義して、それをフォルダーに適用できます。変更したスキーマを適用すると、フォルダー内のアセットに適用されている元のデフォルトのメタデータスキーマがオーバーライドされます。
このスキーマが適用されているフォルダーにアップロードされたアセットのみが、バリアントのメタデータスキーマに定義されている変更されたメタデータに従います。
元のスキーマが適用されている他のフォルダーのアセットは、引き続き元のスキーマに定義されているメタデータに従います。
アセットごとのメタデータの継承は、階層の第 1 レベルのフォルダーに適用されているスキーマに基づきます。言い換えると、フォルダーにサブフォルダーがない場合、そのフォルダー内のアセットはそのフォルダーに適用されているスキーマからメタデータを継承します。
フォルダーにサブフォルダーがあり、サブフォルダーレベルで別のスキーマが適用されている場合、そのサブフォルダー内のアセットはそのサブフォルダーレベルで適用されているスキーマからメタデータを継承します。ただし、サブフォルダーレベルにスキーマが適用されていない、または同じスキーマが適用されている場合、サブフォルダーのアセットは親フォルダーレベルに適用されているスキーマからメタデータを継承します。
  1. AEM のロゴをクリックし、 ツール アセット メタデータスキーマ ​に移動します。 メタデータスキーマフォーム ​ページが表示されます。
  2. フォーム(デフォルトのメタデータフォームなど)の前にあるチェックボックスをオンにし、コピーアイコンをクリックまたはタップしてカスタムフォームとして保存します。そのフォームに my_default などの名前を付けます。カスタムフォームを作成することもできます。
  3. メタデータスキーマフォーム ​ページで、 my_default フォームを選択し、「 編集 」アイコンをクリックします。
  4. メタデータスキーマエディター ​ページで、スキーマフォームにテキストフィールドを追加します。例えば、「 カテゴリ 」というラベルのフィールドを追加します。
  5. 保存 」をクリックします。変更されたフォームは​ メタデータスキーマフォーム ​ページにリストされます。
  6. ツールバーの「 フォルダーに適用 」をクリックまたはタップしてカスタムメタデータをフォルダーに適用します。
  7. 変更されたスキーマを適用するフォルダーを選択し、「 適用 」をクリックまたはタップします。
  8. フォルダーに他のメタデータが適用されている場合は、既存のメタデータスキーマを上書きする旨の警告メッセージが表示されます。「 上書き 」をクリックします。
  9. OK 」をクリックして、成功メッセージを閉じます。
  10. 変更したメタデータスキーマを適用したフォルダーに移動します。

必須のメタデータの定義

必須フィールドをフォルダーレベルで定義すると、そのフォルダーにアップロードされるアセットに強制的に適用されます。以前に定義した必須フィールドにメタデータが指定されていないアセットをアップロードすると、アセットに指定されていないメタデータをカード表示で視覚的に確認できます。
メタデータフィールドは、別のフィールドの値に基づいて、必須フィールドとして定義できます。AEM のカード表示では、このような必須メタデータフィールドのメタデータがなくても警告メッセージは表示されません。
  1. AEM のロゴをクリックし、 ツール アセット メタデータスキーマ ​に移動します。 メタデータスキーマフォーム ​ページが表示されます。
  2. デフォルトのメタデータフォームをカスタムフォームとして保存します。例えば、 my_default として保存します。
  3. カスタムフォームを編集します。必須フィールドを追加します。例えば、「 カテゴリ 」フィールドを追加して、それを必須フィールドにします。
  4. 保存 」をクリックします。変更されたフォームは​ メタデータスキーマフォーム ​ページにリストされます。フォームを選択し、ツールバーの「 フォルダーに適用 」をクリックまたはタップしてカスタムメタデータをフォルダーに適用します。
  5. フォルダーに移動し、カスタムフォームに追加した必須フィールドにメタデータが指定されていないアセットをアップロードします。必須フィールドの指定されていないメタデータに関するメッセージが、アセットのカード表示に表示されます。
  6. (オプション) https://[server]:[port]/system/console/components/ にアクセスします。 com.day.cq.dam.core.impl.MissingMetadataNotificationJob コンポーネントを設定して有効にします。このコンポーネントはデフォルトで無効になっています。AEM がアセット上にあるメタデータの妥当性をチェックする頻度を設定します。
    この設定により、 hasValidMetadata プロパティがアセットの jcr:content に追加されます。AEM はこのプロパティを使用して検索の結果をフィルターできます。
    スケジュール済みチェックの後に追加されたアセットは、次回のスケジュール済みチェックが実行されるまでは hasValidMetadata のフラグが設定されません。こうしたアセットは中間の検索結果に表示されません。
    メタデータの検証チェックは、大量のリソースを必要とするので、システムのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。検証チェックのスケジュール設定は、適切におこなう必要があります。サーバーがチェックの負荷に対処できない場合は、このジョブを無効にしてください。