Asset Compute 開発ツール

Asset Compute 開発ツールは、Adobe I/O Runtime の Asset Compute リソースに対して AEM SDK のコンテキスト外で開発者が Asset Computer ワーカーをローカルに設定および実行できるようにするローカル web ハーネスです。

Asset Compute 開発ツールの実行

Asset Compute 開発ツールは、ターミナルコマンドを使用して、Asset Compute プロジェクトのルートから実行できます。

$ aio app run

これにより、開発ツールが http://localhost:9000 で起動され、自動的にブラウザーウィンドウで開きます。開発ツールを実行するには、有効な自動生成 devToolToken をクエリパラメーターで指定する必要があります

Asset Compute 開発ツールインターフェイスについて interface

Asset Compute 開発ツール

  1. ソースファイル:ソースファイルは次の目的で選択します。

    • Asset Compute ワーカーに渡される source バイナリとして機能するアセットバイナリの選択
    • ソースファイルのアップロード
  2. Asset Compute プロファイル定義:パラメーター(ワーカーの URL エンドポイント、結果のレンディション名、任意のパラメーターなど)を含め、実行する Asset Compute ワーカーを定義します。

  3. 実行:「実行」ボタンは、Asset Compute 設定プロファイルエディターで定義された Asset Compute プロファイルを実行します。

  4. 中止:「中止」ボタンは、「実行」ボタンをタップして開始された実行をキャンセルします。

  5. リクエスト/応答:Adobe I/O Runtime で動作している Asset Compute ワーカーへの HTTP リクエストとその応答を提供します。これはデバッグに役立ちます。

  6. 起動ログ:Asset Compute ワーカーの実行を記述したログです。発生したエラーも含まれます。この情報は、aio app run の標準出力でも入手できます。

  7. レンディション:Asset Compute ワーカーの実行で生成されたすべてのレンディションを表示します。

  8. devToolToken クエリパラメーター:Asset Compute 開発ツールトークンには、有効な devToolToken クエリパラメーターが存在する必要があります。このトークンは、新しい開発ツールが起動されるたびに自動的に生成されます。

カスタムワーカーの実行

開発ツールで Asset Compute ワークを実行したときのクリックスルー(音声なし)

  1. aio app run コマンドを使用して Asset Compute 開発ツールがプロジェクトルートから起動されていることを確認します。

  2. Asset Compute 開発ツールで、サンプル画像ファイルをアップロードまたは選択します。

    • そのファイルは、必ず​ ソースファイル ​ドロップダウンで選択してください。
  3. Asset Compute プロファイル定義」テキストエリアを確認します。

    • worker キーは、デプロイされた Asset Compute ワーカーへの URL を定義します。

    • name キーは、生成するレンディションの名前を定義します。

    • その他のキーと値もこの JSON オブジェクトで指定でき、rendition.instructions オブジェクトのワーカーで利用できます。

      • オプションで sizecontrast および brightness の値を追加できます。

        code language-json
        {
            "renditions": [
                {
                    "worker": "...",
                    "name": "rendition.png",
                    "size":"800",
                    "contrast": "0.30",
                    "brightness": "-0.15"
                }
            ]
        }
        
  4. 実行」ボタンをタップします。

  5. 「レンディション」セクション ​でレンディションのプレースホルダーに入力します

  6. ワーカーが完了すると、生成されたレンディションがレンディションのプレースホルダーに表示されます

開発ツールの実行中にワーカーコードにコードを変更すると、変更が「ホットデプロイ」されます。「ホットデプロイ」には数秒かかるので、開発ツールからワーカーを再実行する前に、デプロイを完了させます。

トラブルシューティング

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