第 2 部:プロジェクト範囲を定義する際の検討事項 part-considerations-as-projects-are-scoped

このページは 5 部構成のシリーズの第 2 部で、AEM Screens の導入を成功に導くためのプリセールス面の検討事項をチームメンバーがより深く理解できる内容になっています。

概要 overview

以下のチュートリアルでは、プロジェクトの洗い出し作業で特定する必要がある要素と、プロジェクトを評価し適切な設計を準備するための関係者のアドバイスについて説明します。

デジタルサイネージプログラムを正常にデプロイするために必要な主要要素は、次のとおりです。

  • コンテンツ戦略
  • 事業運営要件
  • IT およびネットワーク環境の洗い出し
  • A/V 要件
  • 機器の仕様
  • サイト対応準備
NOTE
意図した価値を提供できるよう、アプリケーションでソフトウェア、ハードウェア、接続機能のリソースを活用する方法を考慮してコンテンツ戦略を定義することが重要です。

デジタルサイネージプロジェクトの検討事項の概要 summary-of-project-considerations-in-a-digital-signage

コンテンツ戦略を策定する際には、I/O レイヤー、アセットタイプ、オーディエンスのセグメント化、日分割スケジュール要件など、いくつかの検討事項があります。

I/O レイヤー i-o-layers

I/O は、オーディエンスの近接性の検知に基づいて、コンテンツの条件付き再生を実行します。例えば、センサーが近接性を検知したら、コンテンツの再生を「パッシブコンテンツ」から「インタラクティブ再生」に変更することができます。これは、人口統計に基づいたコンテンツ提供が求められるアプリケーションでは特に役に立ちます。

コンテンツアセットタイプ content-asset-types

コンテンツアセットに関するエンドクライアントの意図を理解するには、以下の点を検討します。

  • コンテンツが印刷、テレビ、Web のどのキャンペーンから再利用されるか。
  • コンテンツが静的画像で構成されるか、動的に入力されるコンポーネントを組み込んだテンプレートで構成されるか。
  • アニメーションはビデオまたは HTML プログラムとして再生されるか。
  • コンテンツサブスクリプションサービス、ソーシャルメディア、RSS 集約サービスまたは API 呼び出しなどとのサードパーティ統合があるか。
  • 画像の解像度にはどのような要件があるか。
  • 画面の縦横比は標準の 16:9 かカスタムか。縦置きか横置きか。
  • 複数画面のビデオウォールが必要か。必要な場合は、どのような設定か。
  • コンテンツは、運用収益や広告収益に結び付けられていて、ダウンタイムを防ぐためのフェイルオーバー戦略が必要か。

オーディエンスのセグメント化、日分割 audience-segmentation-day-parts

日分割戦略を使用することで、エンドクライアントはコンテンツをセグメント化し、メッセージを適切なタイミングで適切なオーディエンスにターゲット設定することができます。これは特に、多数のコンテンツ寄稿者がプレイリスト全体を構成する広告または小売ネットワークに効果的です。

事業運営要件 business-operations-requirements

事業運営は、コンテンツ戦略の打ち合わせで定義する際にも重要です。エンドクライアントのサポート要件を形式化することで、デプロイメント後の期待事項の管理に役立ち、サポートの労力を適切に測定できます。

A/V 要件 a-v-requirements

また、機器の保守に必要なデバイスアクセスに関する検討事項と同様に、取り付けのシナリオも定義する必要があります。これは、初期の設置作業と機器の推奨事項に影響を与えるだけでなく、継続的な保守およびサポートの要件も左右します。

サイト対応準備 site-readiness

プリセールスプロセスの最後のステップは、サイト対応準備を決定することです。これは、サイト、プロジェクト、進行状況の詳細を把握できるサイト調査を通じて容易におこなえます。サイト対応準備では、基本的に、設置前にロケーションの現在の状態を把握し、技術者が到着する前に顧客側で準備または計画する必要がある項目に対応します。通常は、電源、データ、什器の取り外し、塵埃の除去などが含まれます。

第 2 部:プロジェクト範囲を定義する際の検討事項に関するビデオチュートリアル part-video-tutorial-on-considerations-as-projects-are-scoped

以下のチュートリアルでは、コンテンツ戦略、I/O レイヤー、アセットタイプ、オーディエンスのセグメント化、日分割、事業運営要件、サイト対応準備に関する考慮事項について説明します。

プロジェクト範囲を定義する際の検討事項

コンテンツ戦略、I/O レイヤー、アセットタイプ、オーディエンスのセグメント化、日分割、事業運営要件、サイト対応準備に関する考慮事項について説明します。

次のステップ the-next-step

プロジェクトの洗い出し作業で特定された要素と、プロジェクトを評価し適切な設計を準備するための関係者のアドバイスを理解したら、プロジェクトサイクル、ハードウェアテストに関係するアクション、概念実証、パイロット、ロールアウトなど、プロジェクト計画全体にかかわる重要な用語を学びます。

詳しくは、テスト、POC、パイロット、ロールアウト ​を参照してください。

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