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顧客 ID と認証状態

通常の Experience Cloud 訪問者 ID に加えて、追加の顧客 ID と認証状態を各訪問者に関連付けることができます。

認証状態

setCustomerIDs
メソッドは、同じ訪問者に対する複数の顧客 ID を受け入れます。そのため、異なるデバイス間で個々のユーザーを識別したりターゲットにしたりすることができます。例えば、これらの ID を 顧客属性 として Experience Cloud にアップロードして、異なるソリューションからこのデータにアクセスすることができます。
顧客属性とコアサービス機能には、
setCustomerIDs
(顧客 ID の同期)が必要です。顧客 ID の同期は、Analytics のオプションの識別方法です。Target には、顧客属性を機能させるために
Visitor.AuthState.AUTHENTICATED
が必要です。例については、 コアサービス - ソリューションを有効にする方法 を参照してください。
Experience Cloud Identity Service v1.5 以降の
setCustomerIDs
には、オプションの
AuthState
オブジェクトが含まれます。
AuthState
は、訪問者の認証状態(ログイン済み、ログアウト済みなど)に従って訪問者を識別します。認証状態は、表に示すステータス値を使用して設定します。認証状態は整数値として返されます。
認証状態
ステータス整数値
ユーザーステータス
Visitor.AuthState.UNKNOWN
0
不明または認証なし。
不明は、
AuthState
が訪問者 ID と共に使用されていない場合や、各ページまたはアプリケーションコンテキストで明示的に設定されていない場合に、デフォルトで適用されます。
Visitor.AuthState.AUTHENTICATED
1
特定のインスタンス、ページまたはアプリケーションに対して認証済み。
注意:適切に動作させるために、
Target
の顧客属性には、このステータスが必要です。
Visitor.AuthState.LOGGED_OUT
2
ログアウト済み。

認証状態のユースケース

ユーザーが Web プロパティに対して実行するアクションやユーザーの認証の有無に応じて、ユーザーに認証状態を割り当てることができます。下の表にいくつかの例を示します。
認証状態
使用例
Visitor.AuthState.UNKNOWN
この状態は、次のようなシナリオに使用されます。
  • 電子メールの閲覧(このアクションでは多くの場合、閲覧者が対象となる受信者になりますが、電子メールが転送されたことも考えられます)。
  • 電子メールからランディングページへのクリックスルー。
Visitor.AuthState.AUTHENTICATED
ユーザーは現在、Web サイトまたはアプリのアクティブセッションで認証されています。
Visitor.AuthState.LOGGED_OUT
ユーザーは過去に認証されましたが、アクティブにログアウトしました。ユーザーは意図的に認証済みの状態から切断しました。ユーザーは、認証済みとして扱われることを希望していません。

顧客 ID と認証状態の設定

顧客 ID には、次の例に示すように ID と認証状態の組み合わせを含めることができます。
  • ID は大文字と小文字が区別されます。
  • エンコードされていない ID 値のみを使用してください。
  • 顧客 ID と認証状態は訪問者 ID Cookie に保存されません。ページまたはアプリケーションコンテキストごとに設定する必要があります。
  • 顧客 ID には、個人識別情報(PII)は含めないでください。PII(電子メールアドレスなど)を使用して訪問者を識別する場合は、情報をハッシュ化または暗号化して格納することをお勧めします。ECID ライブラリは、ハッシュユーザー識別子をサポートしています。 setCustomerIDs の SHA256 ハッシュサポート を参照してください。
// Single ID with a single authentication state visitor.setCustomerIDs({ "userid":{ "id":"67312378756723456", "authState":Visitor.AuthState.AUTHENTICATED } }); /* Multiple IDs with only the first ID explicitly assigned an authentication state. The second ID is not explicitly assigned an authentication state and is implicitly assigned Visitor.AuthState.Unknown by default. */ visitor.setCustomerIDs({ "userid":{ "id":"67312378756723456", "authState":Visitor.AuthState.AUTHENTICATED }, "dpuuid":"550e8400-e29b-41d4-a716-446655440000" }); // Multiple IDs with identical authentication states visitor.setCustomerIDs({ "userid":{ "id":"67312378756723456", "authState":Visitor.AuthState.AUTHENTICATED }, "dpuuid":{ "id":"550e8400-e29b-41d4-a716-446655440000", "authState":Visitor.AuthState.AUTHENTICATED } }); // Multiple IDs with different authentication states visitor.setCustomerIDs({ "userid":{ "id":"67312378756723456", "authState":Visitor.AuthState.AUTHENTICATED }, "dpuuid":{ "id":"550e8400-e29b-41d4-a716-446655440000", "authState":Visitor.AuthState.LOGGED_OUT } });

顧客 ID と認証状態の返送

顧客 ID と関連する認証状態を返すには、
getCustomerIDs
を使用します。このメソッドは、訪問者の認証状態を整数値として返します。
構文
getCustomerIDs
は以下の構文のデータを返します。
{ [customerIDType1]:{ "id":[customerID1], "authState":[authState1] }, [customerIDType2]:{ "id":[customerID2], "authState":[authState2] } ... }
返された顧客 ID と認証状態データは以下の例のようになります。
Object customerIDs = visitor.getCustomerIDs(); // No setCustomerIDs call on this instance {} // setCustomerIDs call on this instance with {"userid":{"id":"67312378756723456"}} { "userid":{ "id":"67312378756723456", "authState":0 } } // setCustomerIDs call on this instance with {"userid":{"id":"67312378756723456","authState":Visitor.AuthState.AUTHENTICATED}} { "userid":{ "id":"67312378756723456", "authState":1 } } // setCustomerIDs call on this instance with {"userid":{"authState":Visitor.AuthState.LOGGED_OUT}} { "userid":{ "authState":2 } } // setCustomerIDs call on this instance with {"userid":{"authState":Visitor.AuthState.LOGGED_OUT},"dpuuid":{"id":"550e8400-e29b-41d4-a716-446655440000"}} { "userid":{ "authState":2 }, "dpuuid":{ "id":"550e8400-e29b-41d4-a716-446655440000", "authState":0 } }

SDK のサポート

Experience Cloud ID サービスは、アドビの Android および iOS SDK コードで顧客 ID と認証状態をサポートします。以下のコードライブラリを参照してください。

Analytics および Audience Manager ユーザー向けの注意点

宣言済み ID を Audience Manager に渡す場合、
userid
オブジェクトとデータソースに関連付けられた統合コードが一致する必要があります。詳しくは、 マージルールコードの設定 ドキュメントの「訪問者 ID サービス」の節を参照してください。