ジャーニーの構築 concept_owm_kdy_w2b

ビジネスユーザー ​はジャーニーを構築できるようになります。ジャーニーには以下のアクティビティが含まれます。

  • 2 つの​ イベント ​アクティビティ:「LobbyBeacon」および「RestaurantBeacon」
  • 2 つの​ 条件 ​アクティビティ
  • 3 つの​ プッシュ ​アクティビティと 1 つの​ 電子メール ​アクティビティ(Adobe Campaign Standard を使用)
  • 待機 ​アクティビティ
  • 4 つの​ エンド ​アクティビティ
NOTE
プッシュ ​アクティビティと​ 電子メール ​アクティビティは、Adobe Campaign Standard がある場合にのみパレットで使用できます。

ジャーニーの作成方法について詳しくは、このページを参照してください。

最初の手順 section_ntb_ws1_ffb

  1. トップメニューで、「ホーム」タブをクリックし、「作成」をクリックして新しいジャーニーを作成します。

  2. 右側に表示される設定ペインで、ジャーニーのプロパティを編集します。名前を付け、12 月 1 日から 12 月 31 日まで、1 か月間継続するように設定します。

  3. パレットから「LobbyBeacon」イベントをキャンバスにドラッグ&ドロップして、ジャーニーのデザインを開始します。パレット内のイベントをダブルクリックしてキャンバスに追加することもできます。

  4. ここで、その人が過去 24 時間以内に連絡を受けていないことを確認する条件を追加し、その人がロイヤルティメンバーかどうかも確認します。ジャーニーに条件アクティビティをドラッグ&ドロップします。

  5. データソースの条件」タイプを選択し、「」フィールドをクリックします。また、キャンバス上の矢印に表示される「条件」ラベルを定義することもできます。この例では、「条件 1」を「ロイヤルティメンバー」に置き換えます。

  6. 詳細設定モード」をクリックし、Adobe Experience Platform データソースから取得した「timestamp」フィールドと「directMarketing.sends.value」フィールドに基づいて、次の条件を定義します。式の構文は次のとおりです。

    code language-none
    count(#{ExperiencePlatformDataSource.MarltonExperience.experienceevent.all(
        currentDataPackField.directMarketing.sends.value > 0 and
        currentDataPackField.timestamp > nowWithDelta(-1, "days")).timestamp}) == 0
    and
        #{ExperiencePlatformDataSource.MarltonProfiles.Profile._customer.marlton.loyaltyMember}
    

  7. パスを追加」ボタンをクリックし、過去 24 時間以内に連絡を受けておらず、ロイヤルティメンバーではない顧客の 2 番目のパスを作成します。パスに「非ロイヤルティメンバー」という名前を付けます。式の構文は次のとおりです。

    code language-none
    count(#{ExperiencePlatformDataSource.MarltonExperience.experienceevent.all(
        currentDataPackField.directMarketing.sends.value > 0 and
        currentDataPackField.timestamp > nowWithDelta(-1, "days").timestamp}) == 0
    and not
        #{ExperiencePlatformDataSource.MarltonProfiles.Profile._customer.marlton.loyaltyMember}
    
    note note
    NOTE
    式の 2 番目の部分の「Profile」は任意に指定します。
  8. 名前空間を選択する必要があります。名前空間は、スキーマのプロパティに基づいて事前に選択されます。あらかじめ選択されているものを、選択したままにすることができます。名前空間の詳細については、このページを参照してください。

このユースケースでは、この 2 つの条件にのみ反応したいので、「上記以外の他の事例のパスを表示」チェックボックスはオフにします。

条件の後に 2 つのパスが作成されます。

  • 過去 24 時間に連絡を受けていない、ロイヤルティメンバーの顧客。
  • 過去 24 時間に連絡を受けていない、ロイヤルティメンバーではない顧客。

1 番目のパス:ロイヤルティメンバーの顧客 section_otb_ws1_ffb

  1. 最初のパスに、予約があるかどうかを確認する条件を追加します。ジャーニーに条件アクティビティをドラッグ&ドロップします。

  2. データソースの条件」タイプを選択し、予約システムから取得した予約ステータス情報に基づいて条件を定義します。

    code language-none
    #{MarltonReservation.MarltonFieldGroup.reservation} == true
    

  3. 外部データソースからのフィールドを選択すると、画面の右側に外部データソースの設定時に定義したパラメーターのリストが表示されます(このページを参照)。パラメーター名をクリックし、予約システムキーの値(この例では Experience Cloud ID)を定義します。

    code language-none
    @{LobbyBeacon.endUserIDs._experience.mcid.id}
    

  4. また、予約をしていない顧客にも反応したいので、「上記以外の他の事例のパスを表示」チェックボックスをオンにする必要があります。

    次の 2 つのパスが作成されます。

    • 部屋を予約してある顧客
    • 部屋を予約していない顧客

  5. 最初のパス(部屋を予約済み)に、プッシュ ​アクティビティをドロップし、モバイルアプリと「ウェルカム」テンプレートを選択します。

  6. プッシュを送信するためにシステムで必要な「ターゲット」フィールドを定義します。

    • プッシュプラットフォームApple Push Notification Server(Apple)または Firebase Cloud Messaging(Android)、いずれかのプラットフォームを選択します。

    • 登録トークン:詳細設定モードを使用して、(設定済みのイベントに基づいて)以下の式を追加します。

      code language-none
      @{LobbyBeacon._experience.campaign.message.profileSnapshot.pushNotificationTokens.first().token}
      
  7. プッシュ通知パーソナライゼーションフィールドを定義します。この例では、姓と名です。

  8. 「RestaurantBeacon」イベントを追加します。

  9. 新しい​ プッシュ ​アクティビティを追加して、「食事割引」テンプレートを選択し、「アドレス」フィールドと「パーソナライゼーション」フィールドを定義します。終了 ​アクティビティを追加します。

  10. 「ウェルカム」プッシュから 6 時間以内にレストランに入った場合にのみ「食事割引」プッシュ通知を送信します。これをおこなうには、待機アクティビティを使用する必要があります。「ウェルカム」プッシュアクティビティにポインターを合わせ、「+」記号をクリックします。新しいパスに待機アクティビティを追加し、期間を 6 時間に定義します。最初の有効なアクティビティが選択されます。「ウェルカム」プッシュから 6 時間未満にレストランのイベントが受信された場合は、プッシュアクティビティが送信されます。さらに次の 6 時間以内にレストランのイベントが受信されない場合は、待機が選択されます。待機アクティビティの後に、終了 ​アクティビティを配置します。

  11. 予約条件に従う 2 番目のパス(部屋を予約していない)に、プッシュ ​アクティビティを追加し、「客室レート」テンプレートを選択します。終了 ​アクティビティを追加します。

2 番目のパス:ロイヤルティメンバーではない顧客 section_ptb_ws1_ffb

  1. 最初の条件に続く 2 番目のパス(顧客がロイヤルティメンバーではない)で、電子メール アクティビティを追加し、「ロイヤルティメンバーシップ」テンプレートを選択します。

  2. アドレス」フィールドで、データソースからメールアドレスを選択します。

  3. データソースの姓と名のパーソナライゼーションフィールドを定義します。

  4. 終了 ​アクティビティを追加します。

テスト」切替スイッチをクリックして、ジャーニーをテストします。エラーがある場合は、テストモードを無効にし、ジャーニーを修正してから再度テストします。テストモードについて詳しくは、このページを参照してください。

最終的にテストに合格した後は、右上のドロップダウンメニューからジャーニーを公開できます。

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