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Adobe Analytics でのオーディオおよびビデオの測定

ここで紹介しているドキュメントは、ハートビート計測にアドビの​
メディア SDK
バージョン 1.5 以降またはアドビの新しい​
メディアコレクション API
を使用しているクライアントを対象にしています。従来のマイルストーンビデオ実装の手順は含まれていません。すべてのお客様に、2 つの最新のメディアトラッキングソリューションのどちらかまたは両方に移行して、強化された機能と拡張された計測機能を利用することをお勧めします。最新のソリューションに移行する利点については、 以下 を参照してください。マイルストーン方式によるビデオトラッキングも引き続きサポートされますが、今後、アップデートや修正、機能改良が加えられる予定はありません。ご不明な点がある場合は、アドビのアカウントマネージャーにお問い合わせください。

概要

Adobe Analytics for Media(Media Analytics とも呼ばれます)は、基本の Analytics 機能へのアドオンであり、クライアントに対してコンテンツ、オーディオおよび広告を対象とした堅牢なメディア測定を実現します。Media Analytics には様々なメリットがあり、リアルタイムモニタリングや詳細分析をおこなったり、行動につながるインサイトや収益化のチャンスを把握したりできます。
メディアトラッキングは、次のいずれかの方法で有効になります。
  • メディア SDK -
    最もよく利用されるメディアプレーヤーと統合されます。
  • メディアコレクション API
    - (RESTful API)SDK のサポートがないプレーヤー(または SDK を統合しないことが望ましいプレーヤー)と統合されます。
Adobe Analytics for Media を利用すると、メディアの視聴状況など、お客様のサイト全体でカスタマージャーニーを詳細に追跡できます。こうした計測データは、Analytics のレポートやその他の Experience Cloud 製品に簡単に取り込むことができます。メディア測定を利用すれば、様々なディメンションやセグメントでデータを多角的に分析してあらゆるメタデータを取得し、詳細分析をおこなったり、メディアが最後まで視聴された回数、平均滞在時間、広告の再生完了数などに成功指標を関連付けたりすることができます。
これらのメディアソリューションは、ドロップフレーム、バッファリングに費やされた時間、平均ビットレートなど、QoS に関する重要な配信指標を測定するだけではありません。お客様の Web サイトやアプリデータと組み合わせて、顧客のフローや顧客の関心を視覚化したり、Adobe Experience Cloud を使用してレコメンデーションを強化したり、顧客エクスペリエンスをパーソナライズしたりできます。

メリット

アドビのメディア測定には様々なメリットがあります。主なものは以下のとおりです。
  • タイムリーな分析
    - 複数のチャネル全体でのメディアの主要パフォーマンス指標(長さなど)を参考にし、リアルタイムで的確な意思決定を下すことができます。メインコンテンツのイベントは
    10 秒
    ​間隔で計測され、発生したすべてのアクティビティが記録されます。広告トラッキングのイベントは
    1 秒
    ​間隔で発生します。
  • エンゲージメントの促進
    - バッファリングの少ないイベントで効果的にユーザーに働きかけることができます。広告をコンテンツ内のどの場所でいつ再生すればいいかを把握することで、邪魔にならないスムーズな体験を実現してユーザーを引き付け、再訪問を促すこともできます。
  • 全体像の把握 -
    あらゆるコンテンツ配信業者の複数のデータポイントを統合してメディアアクティビティを総合的に分析し、 Federated Analytics によってあらゆるチャネル全体でエンゲージメントと視聴を計測できます。
  • 精度の向上
    - 個々の訪問者の時間帯や分単位の同時ビューア数、コンテンツの平均視聴時間など、非常に詳細なレベルで視聴行動を評価できます。
  • 正確な計測 -
    OTT、スマートフォン、タブレット、デスクトップなど、メディア視聴に使用されたあらゆるデバイス全体でデータを計測し、利用状況のパターンや傾向を監視できます。
  • セグメント化
    - プレーヤー、デバイス、ジャンル、チャプターおよび番組に分類を適用し、全体的な視聴回数、コンテンツ、オーディオおよび広告(またはその組み合わせ)に対するそれぞれの影響度を把握できます。

マイルストーンに対するハートビートのメリット

Adobe Analytics for Media では、従来のマイルストーン方式(ビデオのみ)と現行のハートビート方式(オーディオとビデオ、メディア SDK と メディアコレクション API の両方に備わっている)という 2 つの方式で測定できます。推奨の計測方法はハートビートなので、アドビではすべてのお客様に、以下で説明するメリットを得られるようこのバージョンに移行することをお勧めしています。
従来のマイルストーン方式は、ビデオの開始、四分位数、長さ、完了に対応する、Analytics サーバーに対する個々のサーバー呼び出しに基づいています。ハートビート方式は、メインコンテンツを 10 秒間隔で計測するより強力なメディアトラッキングソリューションで、標準化された効果的なメディア指標を参照できます。また、アドビはマイルストーン方式で培ったノウハウを生かし、ハートビート方式で使用するメディア SDK またはメディアコレクション API の実装プロセスを効率化、簡略化しています。
ハートビート方式の様々なメリットの例は次のとおりです。
  • 実装プロセスの簡略化
    - プレーヤー API によって簡単に変数をマッピングできるほか、Adobe Debug ツールを使用して実装を検証し、必要な変数をすべて正確に追跡できているか確認できます。
  • Adobe Experience Cloud の自動統合
    - Experience Cloud ID による Adobe Experience Cloud との自動統合を活用し、メディアの視聴者をセグメント化してターゲットに設定できるほか、それぞれの視聴者の好みに合わせて推奨メディアを提示できます。
  • Federated Analytics によるデータの共有
    - 業界最高レベルのメディア共有機能を生かし、通信事業者、コンテンツ制作会社、配信業者など、すべてのメディア配信パートナーにわたってデータを総合的に分析できます。
  • あらゆるプラットフォームに対応できる標準化されたソリューション -
    あらゆるメディアおよびプラットフォーム全体で一貫性のある標準化された変数を使用し、より効率的にクロスキャンペーンを実施してデバイスおよびベンダーを比較できます。
  • ダウンロードされたコンテンツの追跡 -
    接続しているかどうかにかかわらず、ダウンロードされてデバイスで再生されたメディアコンテンツ(ビデオおよびオーディオ)を追跡します。

比較グラフ

Video Analytics - マイルストーン
Media Analytics - ハートビート
メディアイベント
概要レベルの標準イベント
メインコンテンツについては 10 秒間隔、広告については 1 秒間隔での詳細なカスタムイベント
指標およびディメンション
ベンダー、標準化されていない指標およびディメンション間の平方偏差
ベンダー全体でわかりやすく標準化された指標、ディメンションおよびベンチマーク
アドビの製品との連携
一部のマッピングと統合を含む個々のセッション
関連する Experience Cloud ID を Adobe Experience Cloud 全体にリンクし、クロス分析を簡略化
価格
サーバー呼び出しごとの追跡および支払い
メディアストリームごとの透明性の高い追跡(シングル)
実装およびサポート
統合に時間がかかるほか、既存のバージョンのサポートに制限がありアップグレードもなし
効率化された設定と、継続的なアップデートおよび機能改良
パートナー共有
該当なし
Federated Analytics および認定済み指標
高度な追跡
該当なし
エラーリカバリーの追跡および同時ビューア

サポートされるデバイス

Adobe Analytics for Media は業界とともに進化しており、強力なデータ収集ツールによって、対象となるすべてのデバイスから各メディアストリームのデータを収集し、レポートに表示できます。アドビのメディア SDK は、次のような一般的なデバイスに対応できるよう開発されています。
  • iOS および Android のスマートフォンおよびタブレット
  • ROKU、Apple TV、FireTV、Android TV の OTT デバイス
  • デスクトップおよびラップトップの JavaScript ブラウザー
この SDK はデバイスの新バージョンのリリースに合わせて定期的にアップデートされ、Brightcove や Ooyala など、現在のほとんどの主要なメディアプレーヤーと統合できます。
現在 SDK をサポートしていないデバイスまたはプラットフォームでは、メディアコレクション API を実装できます(SDK をサポートしている場合でも可能です)。実装すると、デバイスまたはプラットフォームから Media Analytics バックエンドに対して RESTful API 呼び出しを直接おこなうことができます。
以下の表は、アドビのメディア SDK の実装またはメディアコレクション API によって現在サポートされているデバイスの一覧です。この SDK の最新バージョンをダウンロードするには、 SDK のダウンロードを参照してください。 計測したいデバイスがこの一覧にない場合は、そのデバイスの対応状況について、カスタマーケアまたはソリューションコンサルタントまでお問い合わせください。
    
メディア SDK
メディアコレクション API
JavaScript ブラウザー
iOS デバイス
Android デバイス
ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)
BlackBerry
Apple TV(新バージョン/旧バージョン)
ROKU(JS)
ROKU(ネイティブアプリ)
OSX
FireTV
Android TV
Chromecast
Xbox One/360
Sony PS3/PS4
(その他/新しいコネクテッドデバイス)
メディア SDK については、 サポートされる最小プラットフォームバージョン も参照してください。

トランスポート層のセキュリティ

TLS のお知らせ --
アドビは古いプロトコルの廃止を義務付けるセキュリティコンプライアンス標準規格を持っています。進化するセキュリティプロトコル標準に引き続き準拠し、最新でセキュアなバージョンを利用するために、アドビでは、TLS 1.2 の使用への移行を進めています。2019 年 2 月 20 日より、アドビは TLS 1.1 以降のみをサポートします。この変更により、アドビは、TLS 1.0 をデプロイしている古いデバイスや Web ブラウザーを使用するエンドユーザーから情報を収集しなくなります。TLS 1.2 への移行により、セキュリティが向上します。移行をスムーズに実施するため、詳細を確認し、変更の計画を立てることが重要です。
TLS は、ネットワークを介してデータを安全に交換する必要のある Web ブラウザーや他のアプリケーションで現在使用されている、最も広く展開されているセキュリティプロトコルです。